Cosminexus アプリケーションサーバ V8 Webサービス開発の手引

[目次][用語][索引][前へ][次へ]

6.3.2 Javaソースを生成する

cjwsgenコマンドを実行して,Webサービスの開発に必要なJavaコードを追加し,任意でWebサービスのメタ情報を示すリソースファイル(WSDLおよびXML Schema定義)を生成します。

リソースファイルも生成する場合のcjwsgenコマンドの実行例を次に示します。

> cd c:\temp\jaxws\works\wsgen\server\
> "%COSMINEXUS_HOME%\jaxws\bin\cjwsgen.bat" -r WEB-INF\wsdl -d WEB-INF\classes -cp WEB-INF\classes com.sample.AddNumbersImpl

cjwsgenコマンドが正常に終了すると,c:\temp\jaxws\works\wsgen\server\WEB-INF\classes\com\sample\ディレクトリに,Javaソースが生成されます。なお,com\sample\(パッケージに対応するディレクトリパス)は,名前空間URIの記述によって変わります。名前空間URIとパッケージとのマッピングについては,「12.1.1 名前空間からパッケージ名へのマッピング」を参照してください。

生成物の一覧を次の表に示します。

表6-3 Javaソース生成時の生成物(SEI起点・cjwsgenコマンド)

ファイル名 説明
Add.java WSDL定義の「オペレーション」の要求メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。
AddResponse.java WSDL定義の「オペレーション」の応答メッセージのwrapper要素が参照する型に対応するJavaBeanクラスです。
AddNumbersFaultBean.java 例外クラスのAddNumbersFaultに対応するJavaBeanクラスです。

ファイル名のAddは,オペレーションのローカル名の記述によって変わります。オペレーションのローカル名のマッピングについては,「12.1.3 オペレーションからメソッド名へのマッピング」を参照してください。

なお,リソースファイルはc:\temp\jaxws\works\wsgen\WEB-INF\wsdl\ディレクトリに生成されます。