Cosminexus アプリケーションサーバ V8 リファレンス 定義編(サーバ定義)
J2SEのプロパティファイル形式です。
次のようにキーを指定します。
<キー名称> = <値>
バッチサーバを実行するJavaVMのシステムプロパティを指定します。
usrconf.propertiesとusrconf.cfgのadd.jvm.argの-Dに同じキーが指定されている場合は,usrconf.propertiesの値が優先されます。
バッチサーバの稼働中に,このファイルの内容を変更した場合,変更した内容は次にバッチサーバを起動したときに反映されます。
バッチサーバでは,次に示す接頭子で始まるキーを内部的に利用します。このため,アプリケーションでこれらの接頭子で始まるキーを利用してはいけません。
バッチサーバでは,次に示すシステムプロパティのキーに値を設定することで,バッチサーバの動作をカスタマイズできます。
ここでは,キーを次の分類に分けて説明します。
それぞれに指定できるキーの概要とデフォルト値を次の表に示します。キーの詳細については,「2.4 usrconf.properties(J2EEサーバ用ユーザプロパティファイル)」を参照してください。なお,参照する場合は「J2EEサーバ」および「J2EEアプリケーション」を「バッチサーバ」および「バッチアプリケーション」と読み替えてください。
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.batch.application.exit.enabled | バッチアプリケーションからVM終了メソッドを呼び出した時のバッチサーバの動作を指定します。
|
true |
ejbserver.batch.gc.watch.threshold | ガーベージコレクションを実行するメモリ使用量のしきい値を,0〜100(単位:%)の整数で設定します。次の条件のどれかの場合にガーベージコレクションを実行します。0を指定した場合はガーベージコレクションの監視を行いません。
|
0 |
ejbserver.batch.schedule.group.name | CTMによって管理されるバッチサーバ群のグループ名を,英数字,およびアンダースコア「_」を使って63文字以内で指定します。 | JOBGROUP |
ejbserver.batch.queue.length | CTMで作成されるスケジュールキューの長さを1〜32767の間で指定します。 | 50 |
注 このキーは,バッチサーバ用ユーザプロパティファイル特有のキーです。J2EEサーバ用ユーザプロパティファイルには存在しません。
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.client.ctm.RequestPriority | CTM内のキューに滞留したリクエストを引き出す時のプライオリティ(優先順位)を指定します。 | 4 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.connectionpool.applicationAuthentication.disabled | コンテナ管理のサインオンの最適化機能を有効にするかどうかを指定します。 | false |
ejbserver.connectionpool.association.enabled | コネクションアソシエーション機能を有効にするかどうかを指定します。 | false |
ejbserver.connectionpool.sharingOutsideTransactionScope.enabled | アプリケーションサーバが管理するトランザクションの外で複数回コネクションの取得を行ったときのコネクションシェアリングの動作を指定します。 | false |
ejbserver.connectionpool.validation.timeout | コネクション障害検知機能のタイムアウト時間およびコネクション数調節機能によるコネクション削除処理のタイムアウト時間(単位:秒)を1〜2147483647の整数で指定します。 | 5 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.connector.logwriter.filenum | リソースアダプタ用ログファイルの面数を指定します。 | 4 |
ejbserver.connector.logwriter.filesize | リソースアダプタ用ログファイルのサイズを指定します。 | 2097152 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.container.audit_trail.enabled | データベース監査証跡連携機能を有効にするかどうかを指定します。 | false |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.ctm.ActivateTimeOut | スケジューリング機能が有効な場合,バッチサーバは起動時にCTMキューを活性化します。このときの待ち時間(単位:秒)を0〜2147483647で指定します。0を指定した場合,無限に待ち続けます。 | 180 |
ejbserver.ctm.CTMDomain | CTM機能を使用する場合に必要なプロパティです。バッチサーバが属するCTMドメイン名称を指定します。 | CTMDOMAIN |
ejbserver.ctm.CTMID | CTM機能を使用する場合に必要なプロパティです。バッチサーバを制御するCTMデーモンのCTM識別子を指定します。 | <IPアドレス> |
ejbserver.ctm.CTMMyHost | CTM機能を使用する場合に必要なプロパティです。マルチホームまたはIPアドレスを引き継ぐ系切り替え環境でCTMが使用するホスト名称またはIPアドレスを指定します。 | <hostnameコマンドで取得されるホスト名称> |
ejbserver.ctm.DeactivateTimeOut | スケジューリング機能が有効な場合,バッチサーバは停止時にCTMキューを非活性化します。このときの待ち時間(単位:秒)を0〜2147483647で指定します。 | 180 |
ejbserver.ctm.enabled | スケジューリング機能の使用の有無を指定します。
|
false |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.deploy.exclusive.lockAliveInterval | サーバ処理終了後,コマンドから送信された次のレスポンスを受け取るまでの最大待ち時間を指定します。 | 60 |
ejbserver.deploy.resourcefile.scramble.enabled | 作業ディレクトリ以下に展開されるDataSource,JavaMail,ResourceAdapterに関するDDファイルをスクランブルするかどうかを設定します。 | false |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.ext.method_observation.interval | このプロパティの設定には,次の二つの意味があります。
|
0 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.http.port | 簡易Webサーバのポート番号を指定します。 | 8080 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.instrumentation.enabled | Management Serverと連携するかどうかを指定します。 | true |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.jndi.cache | ネーミングでのキャッシングをするかどうかを指定します。 | on |
ejbserver.jndi.cache.interval | ネーミングでのキャッシングをする場合,キャッシュをクリアする間隔を指定します。 | 0 |
ejbserver.jndi.cache.interval.clear.option | インターバル経過後のネーミングでのキャッシュ領域に対する動作を決定します。 | refresh |
ejbserver.jndi.cache.reference | DataSourceオブジェクトのキャッシング機能を使用するかどうかを指定します。 | off |
ejbserver.jndi.namingservice.group.list | ラウンドロビン検索をする場合に,検索対象になる論理ネーミングサービスのグループを定義します。 | なし |
ejbserver.jndi.namingservice.group.<Specify group name>.providerurls | 各グループに属するネーミングサービスのルート位置をプロバイダURLで指定します。 | なし |
ejbserver.jndi.request.timeout | ネーミングサービスとの通信タイムアウト時間を指定します。 | 0 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.jta.TransactionManager.defaultTimeOut | バッチサーバ上で開始されるトランザクションのトランザクションタイムアウトのデフォルト値を指定します。 | 180 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>※.filenum | バッチサーバのログファイルの面数を指定します。 |
|
ejbserver.logger.channels.define.<チャネル名>※.filesize | バッチサーバのログファイルのサイズを指定します。 |
|
ejbserver.logger.enabled.* | バッチサーバのログレベルを指定します。 | Error |
資料の取得については,マニュアル「Cosminexus アプリケーションサーバ 機能解説 保守/移行/互換編」の「2.3 資料の取得」を参照してください。
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.management.JVM.stats_monitor.FullGCCount.enabled | フルガーベージコレクション回数の監視を有効にするかどうかを指定します。 | true |
ejbserver.management.JVM.stats_monitor.FullGCCount.threshold | フルガーベージコレクション回数の監視でのしきい値となる回数を指定します。 | 10 |
ejbserver.management.JVM.stats_monitor.FullGCCount.interval | フルガーベージコレクション回数の監視でのしきい値監視間隔を指定します。 | 600 |
ejbserver.management.statistics.interval | 稼働情報収集間隔を指定します。 | 60 |
ejbserver.management.stats_file.base_time | 稼働情報ファイルの時間切り替え運用での基点時刻を指定します。 | 0 |
ejbserver.management.stats_file.dir | 稼働情報ファイルの出力先ディレクトリを指定します。 |
|
ejbserver.management.stats_file.enabled | 稼働情報ファイル出力機能を有効にするかどうかを指定します。 | true |
ejbserver.management.stats_file.num | 稼働情報ファイルの面数を指定します。 | 7 |
ejbserver.management.stats_file.period | 稼働情報ファイルの時間切り替え運用での切り替え時間を指定します。 | 24 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.manager.agent.Agent.conf | Management Serverとの連携に必要な設定をします。 | なし |
ejbserver.manager.agent.Agent.enabled | Management Serverとの連携に必要な設定をします。 | false |
ejbserver.manager.agent.JP1EventAgent.conf | JP1連携に関する設定ファイルのパスを指定します。 | なし |
ejbserver.manager.agent.JP1EventAgent.enabled | JP1と連携するかどうかを指定します。 | false |
ejbserver.manager.agent.MEventAgent.conf | Managementイベント発行用プロパティファイルを指定します。 | なし |
ejbserver.manager.agent.MEventAgent.enabled | Managementイベント発行機能を有効にするかどうかを指定します。 | false |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.naming.host | バッチサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスが起動しているホスト名称またはIPアドレスを指定します。 | localhost |
ejbserver.naming.nameroot | CORBAネーミングサービスを自動起動モードで使用する場合に,起動させるCORBAネーミングサービスに名称を付加するときに指定します。 | なし |
ejbserver.naming.port | バッチサーバがネーミングサービスとして利用するCORBAネーミングサービスのポート番号を指定します。 | 900 |
ejbserver.naming.startupRetryCount | ejbserver.naming.startupWaitTimeで指定したCORBAネーミングサービスの起動待ち時間経過後,CORBAネーミングサービスがまだ起動していない場合に,ejbserver.naming.startupWaitTimeで指定された秒数だけ起動待ちを繰り返す回数を指定します。 | 9 |
ejbserver.naming.startupWaitTime | バッチサーバ起動時にCORBAネーミングサービスが利用可能になるまで待つ時間を指定します。 | 1 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.rmi.naming.host | マルチホームドホスト環境で,バッチサーバが使用するRMIレジストリやMBeanサーバのホスト名称,またはIPアドレスを指定します。 | なし |
ejbserver.rmi.naming.port | バッチサーバが利用するRMIレジストリのポート番号を指定します。 | 23152 |
ejbserver.rmi.remote.listener.port | バッチサーバ内でエクスポートするリモートオブジェクトのポート番号を指定します。 | 0 |
ejbserver.rmi.request.timeout | クライアントとサーバ間の通信タイムアウト時間を指定します。 | 0 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.server.prf.PRFID | PRF識別子を指定します。 | PRF_ID |
ejbserver.server.threaddump.filenum | バッチサーバが障害を検知して自発的にスレッドダンプを出力する場合のスレッドダンプのファイル数の上限を指定します。 | 256 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.stdoutlog.autoflush | ユーザ出力ログおよびユーザエラーログの自動フラッシュ機能を有効にするかどうかを指定します。 | false |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
ejbserver.watch.enabled | すべてのリソース枯渇監視を有効にするかどうかを指定します。 | true |
ejbserver.watch.memory.enabled | メモリ監視のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。 | true |
ejbserver.watch.memory.interval | メモリ監視間隔を指定します。 | 60 |
ejbserver.watch.memory.threshold | メモリの使用状態を監視するしきい値を指定します。 | 80 |
ejbserver.watch.memory.writefile.enabled | メモリ監視結果をファイル出力するかどうかを指定します。 | true |
ejbserver.watch.fileDescriptor.enabled | ファイルディスクリプタ監視のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。なお,ファイルディスクリプタ監視は,Windowsの場合,およびAIXの場合は使用できません。 | true |
ejbserver.watch.fileDescriptor.interval | ファイルディスクリプタ監視間隔を指定します。なお,ファイルディスクリプタ監視は,Windowsの場合,およびAIXの場合は使用できません。 | 60 |
ejbserver.watch.fileDescriptor.threshold | ファイルディスクリプタの使用状態を監視するしきい値を指定します。なお,ファイルディスクリプタ監視は,Windowsの場合,およびAIXの場合は使用できません。 | 2147483647 |
ejbserver.watch.fileDescriptor.writefile.enabled | ファイルディスクリプタ監視結果をファイル出力するかどうかを指定します。なお,ファイルディスクリプタ監視は,Windowsの場合,およびAIXの場合は使用できません。 | true |
ejbserver.watch.thread.enabled | スレッド監視のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。なお,Linuxではスレッド数を監視できません。 | true |
ejbserver.watch.thread.interval | スレッド監視間隔を指定します。なお,Linuxではスレッド数を監視できません。 | 60 |
ejbserver.watch.thread.threshold | スレッドの使用状態を監視するしきい値を指定します。なお,Linuxではスレッド数を監視できません。 | 2147483647 |
ejbserver.watch.thread.writefile.enabled | スレッド監視結果をファイル出力するかどうかを指定します。なお,Linuxではスレッド数を監視できません。 | true |
ejbserver.watch.threaddump.enabled | スレッドダンプ監視のアラート出力を有効にするかどうかを指定します。 | true |
ejbserver.watch.threaddump.interval | スレッドダンプ監視時間間隔を指定します。 | 30 |
ejbserver.watch.threaddump.threshold | スレッドダンプ監視のしきい値を,最大値に対する割合で指定します。 | 80 |
ejbserver.watch.threaddump.writefile.enabled | スレッドダンプ監視結果をファイル出力するかどうかを指定します。 | true |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
java.naming.factory.initial | JNDIのInitialContextがデレゲートするコンテキストの実装クラスのファクトリクラスを指定します。 | com.hitachi.software.ejb.jndi.InsContextFactory |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
vbroker.agent.enableLocator | スマートエージェントを使用するかどうかを指定します。スケジューリング機能を使用するバッチサーバを起動する場合,自動的に"true"が設定されます。 | false |
vbroker.agent.port | スマートエージェントのポート番号を指定します。 | 14000 |
vbroker.orb.htc.comt.entryCount | Cosminexus TPBroker通信トレースファイル1個当たりのエントリ数の上限値を指定します。 | 120000 |
vbroker.orb.htc.comt.fileCount | Cosminexus TPBroker通信トレースファイルの個数の上限値を指定します。 | 3 |
vbroker.orb.htc.tracePath | Cosminexus TPBrokerのトレースファイル出力先のパスを1〜210バイトの範囲で指定します。 |
|
vbroker.se.iiop_tp.host | 任意の値を指定して,バッチサーバ単位でEJBコンテナのIPアドレスを固定します。 | なし |
vbroker.se.iiop_tp.scm.iiop_tp.listener.port | 任意の値を指定して,バッチサーバ単位で通信ポートを固定します。 | 0 |
キー名称 | 概要 | デフォルト値 |
---|---|---|
webserver.connector.ajp13.bind_host | Webサーバ連携で使用するIPアドレスまたはホスト名称を指定します。 | なし |
webserver.connector.ajp13.port | Webサーバとの通信に使用するポート番号を指定します。 | 8007 |
webserver.connector.http.bind_host | 簡易Webサーバで使用するローカルIPアドレス,または解決できるローカルホスト名称を指定します。 | なし |
webserver.connector.http.permitted.hosts | 簡易Webサーバへのアクセスを許可するホストのIPアドレス(10進表記)またはホスト名を指定します。 | なし |
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