Hitachi

uCosminexus Application Runtime for Spring Boot ユーザーズガイド


24.9.7 Context要素のantiResourceLockingをtrueに設定している場合

context.xml(Tomcatのコンテキスト設定ファイル)などのContext要素のantiResourceLocking属性値をtrueに設定している場合(デフォルトはfalse),条件によってデプロイメント・ディスクリプタファイルを収集する動作が変わります。

一度デプロイされたアプリケーションがアンデプロイされた場合と,スナップショット収集時点でTomcatプロセスが終了している場合の詳細を,次に示します。

一度デプロイされたアプリケーションがアンデプロイされた場合

次の条件をすべて満たすとき,デプロイの状態に関係なく,一度デプロイされたアプリケーションのデプロイメント・ディスクリプタファイルを収集します。

  • OSがWindowsであること

  • server.xml(Tomcatのサーバ設定ファイル)のHost要素のunpackWARs属性値がfalseであること

スナップショット収集時点でTomcatプロセスが終了している場合

次の条件をすべて満たすとき,デプロイメント・ディスクリプタファイルを収集しません。

  • server.xml(Tomcatのサーバ設定ファイル)のHost要素のunpackWARs属性値がtrueであること

    デフォルトで,unpackWARs属性値はtrueに設定されています。

  • スナップショット収集時点でTomcatプロセスが終了していること

必要に応じて,手動でデプロイメント・ディスクリプタファイルを収集してください。収集の手順を次に示します。

  1. デプロイしたアプリケーションから,デプロイメント・ディスクリプタファイルを収集する。

  2. 次のマスキングルールを適用する。

    • 「password="(.+?)"」

    • ${snapshot.maskingrule.regexes.<n>}の指定値