22.2.1 プロセスモニタ側の設定
稼働監視コンポーネントは,プロセスモニタを起動することで開始します。プロセスモニタの適用と起動については,次の項目を参照してください。
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実行可能JAR/WAR形式の場合
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WARデプロイ形式の場合
なお,モニタ対象プロセスから稼働監視コンポーネントへのHTTP通信に関して,次に示すタイムアウト時間を変更できます。変更はconfig.properties(本製品の設定ファイル)で実施します。
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接続タイムアウト時間
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読み込みタイムアウト時間
該当するプロパティと設定例を次に示します。この例ではデフォルト値を記載しています。
healthcheck.rest.connecttimeout=3000 healthcheck.rest.readtimeout=10000
config.properties(本製品の設定ファイル)については,「25.2 config.properties(本製品の設定ファイル)」を参照してください。
これらのタイムアウトは,プロセスモニタのHTTP機能の受付ポートへの通信障害や,稼働監視コンポーネントでの処理遅延などによって発生する場合があります。そのため,プロセスモニタとモニタ対象プロセスの通信環境を考慮して,適切な時間を設定してください。デフォルト値は,一般的な環境を想定したタイムアウト時間が設定されています。
- ヒント
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タイムアウト時間の設定に関する注意点を次に示します。
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タイムアウト時間を長く設定すると,プロセスモニタ自体の障害の検知が遅れることがあります。
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タイムアウト時間を短く設定し過ぎると,モニタ対象プロセス側からの本来の障害通知の前に,プロセスモニタ側の障害と誤検知することがあります。
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