はじめに
このマニュアルは,次の製品について説明したものです。
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uCosminexus Application Runtime for Spring Boot
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uCosminexus Application Runtime with Java for Spring Boot
以降,この2つの製品を総称して「本製品」と表記します。各製品の独自の説明については,製品名を表記します。
このマニュアルでは,本製品の機能,設計,構築および運用方法について説明しています。また,定義ファイルやメッセージなどのリファレンス情報についても記載しています。
このマニュアルを読むことで,適切にシステムを運用できるようになることを目的としています。
■ 対象製品
●適用OS:Amazon Linux 2,Amazon Linux 2023,Debian GNU/Linux 11.0,Red Hat Enterprise Linux 8(AMD/Intel 64),Red Hat Enterprise Linux 9(AMD/Intel 64),Ubuntu 22.04
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P-9W43-9Q11 uCosminexus Application Runtime with Java for Spring Boot 01-20
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P-9W43-9R11 uCosminexus Application Runtime for Spring Boot 01-20
●適用OS:Windows Server 2022 Standard Edition,Windows Server 2022 Datacenter Edition,Windows Server 2025 Standard Edition,Windows Server 2025 Datacenter Edition
- P-2943-9G14 uCosminexus Application Runtime with Java for Spring Boot 01-20
●適用OS:Windows Server 2022 Standard Edition,Windows Server 2022 Datacenter Edition,Windows Server 2022 Datacenter: Azure Edition,Windows Server 2025 Standard Edition,Windows Server 2025 Datacenter Edition,Windows Server 2025 Datacenter: Azure Edition
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P-2943-9L14 uCosminexus Application Runtime for Spring Boot 01-20
これらのプログラムプロダクトのほかにもこのマニュアルをご利用になれる場合があります。詳細は「リリースノート」でご確認ください。
■ 対象読者
対象読者は,次のとおりです。
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本製品の概要を知りたい方
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本製品を導入してシステムを設計・構築・運用する方
また,次の知識をお持ちの方を前提としています。
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Linuxに関する知識
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Windowsに関する知識
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Tomcatに関する知識
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Spring Bootに関する知識
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クラウドまたはコンテナに関する知識
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Java Development Kitに関する知識
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Java EEまたはJakarta EEに関する知識
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Webアプリケーションに関する知識
■ 読書手順
本製品を使用する環境によって,読む必要のある個所が異なります。対応を次の表に示します。
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本製品を使用する環境 |
読む必要のある個所 |
|---|---|
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【Linux】オンプレミス環境 |
第1編 概要 |
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第2編 【Linux】オンプレミス環境・仮想マシン環境での設計・構築・運用 |
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第5編 機能 |
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第6編 リファレンス |
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付録 |
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【Linux】仮想マシン環境 |
第1編 概要 |
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第2編 【Linux】オンプレミス環境・仮想マシン環境での設計・構築・運用 |
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第5編 機能 |
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第6編 リファレンス |
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付録 |
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【Linux】コンテナ仮想化環境 |
第1編 概要 |
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第3編 【Linux】コンテナ仮想化環境での設計・構築・運用 |
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第5編 機能 |
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第6編 リファレンス |
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付録 |
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【Windows】オンプレミス環境 |
第1編 概要 |
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第4編 【Windows】オンプレミス環境・仮想マシン環境での設計・構築・運用 |
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第5編 機能 |
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第6編 リファレンス |
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|
付録 |
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【Windows】仮想マシン環境 |
第1編 概要 |
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第4編 【Windows】オンプレミス環境・仮想マシン環境での設計・構築・運用 |
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|
第5編 機能 |
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第6編 リファレンス |
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付録 |
■ このマニュアルで使用する記号
このマニュアルで使用している記号を,次のように定義します。
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記号 |
意 味 |
|---|---|
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| |
横に並べられた複数の項目に対する項目間の区切りを示し,「または」を意味します。 (例) A|B AまたはBを指定することを示します。 |
|
{ } |
この記号で囲まれている複数の項目のうちから1つを選択することを示します。項目が横に並べられ,記号|で区切られている場合は,そのうちの1つを選択します。 (例) {A|B|C} A,BまたはCのどれかを指定することを示します。 |
|
[ ] |
この記号で囲まれている項目は省略してもよいことを示します。複数の項目が横に並べて記述されている場合には,すべてを省略するか,記号{ }と同じくどれか1つを選択します。 (例1) [A] 「何も指定しない」か「Aを指定する」ことを示します。 (例2) [B|C] 「何も指定しない」か「BまたはCを指定する」ことを示します。 |
|
… |
記述が省略されていることを示します。 (例) ABC… ABCの後ろに記述があり,その記述が省略されていることを示します。 |
|
< > |
この記号で囲まれている項目は,該当する要素やファイルなどを指定したり,該当する要素が表示されたりすることを示します。 (例1) <プロパティ> プロパティを記述します。またはプロパティが表示されます。 (例2) <ファイル名> ファイル名を指定します。 |
■ Tomcatのインストール先パスおよび環境変数CATALINA_BASEが指すパスの表記
Tomcatのインストール先パスを${CATALINA_HOME},環境変数CATALINA_BASEが指すパスを${CATALINA_BASE}と表記します。環境変数CATALINA_BASEを使用していない場合は,${CATALINA_BASE}を${CATALINA_HOME}に読み替えてください。
■ フォルダとパスなどの表記
このマニュアルでは,LinuxおよびWindowsで共通の内容の場合,Linuxの表記としています。次の表に,Linuxの表記とWindowsの表記の対応を示します。必要に応じて置き換えてお読みください。
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項目 |
Linuxの表記 |
Windowsの表記 |
|---|---|---|
|
ファイルの保存場所 |
ディレクトリ |
フォルダ |
|
ファイルパス |
/ |
¥ |
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環境変数値 |
$XXX(Xは可変値) |
%XXX%(Xは可変値) |
|
Tomcatが提供する実行ファイル |
XXX.sh(Xは可変値) |
XXX.bat(Xは可変値) |