19.2.3 標準出力ログ・標準エラー出力ログ
標準出力ログ・標準エラー出力ログについて説明します。標準出力ログ・標準エラー出力ログには,実行可能JAR/WARプロセスがコンソールの標準出力・標準エラー出力に出力した文字列が記録されます。これによって,Spring Bootのログファイル出力を有効化していない場合でも,Spring Bootが出力するメッセージやスタックトレースなどの保守情報がログファイルに記録され,スナップショットログに収集されます。
- フォーマット
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標準出力ログ・標準エラー出力ログの各行のフォーマットは共通です。標準出力ログ・標準エラー出力ログの各行フォーマットを次に示します。
<日付>△<時刻>△<プロセスID>△<スレッドID>△<メッセージ本文>
注 △:半角空白
各項目の詳細を次の表に示します。
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項目 |
詳細 |
|---|---|
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日付 |
日付を「yyyy-MM-dd」形式で出力します。 |
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時刻 |
時刻を「HH:mm:ss.SSS」形式で出力します。 |
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プロセスID |
プロセスモニタのプロセスIDを8桁の10進数形式で出力します。 |
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スレッドID |
ログ出力元のスレッドIDを8桁の10進数形式で出力します。 |
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メッセージ本文 |
メッセージ本文を出力します。文字数制限はありません。 |
- プロパティ
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標準出力ログの設定に関しては「monitor.log.stdout」で始まるプロパティ,標準エラー出力ログの設定に関しては「monitor.log.stderr」で始まるプロパティで変更できます。詳細は,「18.2.4(2) プロセスモニタに関するプロパティ」を参照してください。