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uCosminexus Application Runtime - Cosminexus Developer's Kit for Java 機能解説・リファレンス


7.1.1 スレッドダンプ情報の構成

日立JavaVMのスレッドダンプ情報の構成を次の表に示します。

表7‒1 スレッドダンプ情報の構成

出力情報

内容

ヘッダ

日付,JavaVMバージョン情報,起動コマンドラインを出力します。

システム設定

次の情報を出力します。

  • JDKの実行環境のインストール場所を表すJavaホームパス

  • JDKを構成するライブラリのインストールディレクトリを表すJava DLLパス

  • システムクラスパス

  • Javaコマンドオプション

動作環境

次の情報を出力します。

  • ホスト名

  • OSバージョン

  • CPU情報

  • リソース情報

Javaヒープ情報

Javaヒープの各世代のメモリ使用状況を出力します。

JavaVM内部メモリマップ情報

JavaVM自身の確保しているメモリの領域情報を出力します。

JavaVM内部メモリサイズ情報

JavaVM自身の確保しているメモリのサイズ情報を出力します。

アプリケーション環境

次の情報を出力します。

  • シグナルハンドラ

  • 環境変数

ライブラリ情報

ローディングされているライブラリの情報を出力します。

スレッド情報

<スレッド1>

:

<スレッドn>

スレッドごとにスレッド情報を出力します。

Javaモニタダンプ

Javaモニタオブジェクトの一覧を表示します。

JNIグローバル参照情報

JavaVMが保持しているJNIのグローバル参照の数を出力します。

クラス別統計情報

jheapprofコマンドで指定したJavaプロセスのクラスごとに次の情報を出力します。

  • インスタンスがメンバとして持つインスタンスの合計サイズ,およびインスタンスの参照関係

  • staticメンバが持つインスタンスの合計サイズ

  • Tenured領域の増加原因となるオブジェクトのクラス,およびインスタンスの合計サイズ

フッタ

スレッドダンプが終了した時刻を表示します。

注※ notify待ちの一覧が表示されないことがあります。

日立JavaVMのスレッドダンプ情報の詳細については,「-XX:[+|-]HitachiThreadDump(拡張スレッドダンプ情報出力オプション)」を参照してください。なお,クラス別統計情報については,「4.2 クラス別統計機能」を参照してください。