4.15.1 圧縮オブジェクトポインタ機能の概要
圧縮オブジェクトポインタ機能は,Javaアプリケーションによって作成されるJavaオブジェクトのサイズを圧縮することで,Javaアプリケーションのメモリ使用効率を向上させる機能です。この機能を有効にすることによって,アプリケーションサーバ上で動作しているJavaアプリケーション実行中での,Javaヒープ領域の使用量を少なくできます。
圧縮オブジェクトポインタ機能は,-XX:+UseCompressedOopsを指定することで有効にできます。UseCompressedOopsオプションの詳細については,「5.2 日立JavaVM拡張オプションの詳細」を参照してください。
この機能を有効にすると,実行時のメモリ使用量とJavaVMの実行性能が変化する場合があります。また,JavaVM実行時のOS環境の違いによっても,この機能有効時のJavaVMの実行性能が変動します。