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uCosminexus Application Runtime - Cosminexus Developer's Kit for Java 機能解説・リファレンス


4.2.1 クラス別統計機能の概要

各クラスのインスタンスが持つメンバの配下にあるすべてのインスタンスのサイズを,クラスごとに統計情報として拡張スレッドダンプに出力できます。この統計情報をクラス別統計情報といいます。クラス別統計情報を複数回出力すると,GCによるJavaオブジェクトの変化や,寿命が短いJavaオブジェクトの状態,クラスごとのサイズの変化,Javaオブジェクトの親子関係などを調査できます。これらの情報は,1トランザクション当たりのメモリ使用量の測定や,メモリリークの検出などに利用できます。

クラス別統計情報は,次に示す機能によって出力されます。

各機能については,「4.2.2 クラス別統計機能を前提とする機能」を参照してください。

また,クラス別統計機能では,Javaヒープ(Eden領域,Survivor領域およびTenured領域を合わせたもの)にあるインスタンスを統計対象とします。クラス別統計情報の出力方法については,「4.2.3 クラス別統計情報の出力」を参照してください。

メモ

拡張スレッドダンプは,デフォルトで出力されるように設定されています。拡張スレッドダンプを取得するための方法については,「3.1.1(3) JavaVMのスレッドダンプファイル」を参照してください。出力情報については,「7.1 日立JavaVMのスレッドダンプ」を参照してください。

また,クラス別統計情報は,CSV形式に出力することもできます。クラス別統計情報をCSV形式で出力する方法については,「4.9 クラス別統計情報解析機能」を参照してください。