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JP1 Cloud Service システム管理 生成AI連携 利用ガイド


1.7.2 ログのダウンロード方法

ユーザーはログをJP1 Cloud Service サービスポータルの「ログのエクスポート」機能でダウンロードできます。

注※

「JP1」タブの「ログ一覧」からログを選択して,「エクスポート」を押下して実行する機能を指します。詳細は,「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド JCSM03-0210-01」の「9.1.3 エクスポート」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) 一覧表示

ログ一覧に表示する項目と説明を以下に示します。ログの一覧表示の詳細は,「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド JCSM03-0210-01」の「9.1.1 一覧表示」を参照してください。

表1‒3 ログ一覧の表示項目

項目

説明

[チェックボックス]

操作対象を示すチェックボックスです。

ログ名

ログの種類を表す名称が表示されます。ログ名のリンクをクリックすると,ログの詳細情報を参照することができます。

生成AI連携 メッセージログ

生成AI連携が出力するログを出力します。ログの出力抑止の設定をデフォルト設定値から変更することで,ユーザーの入力内容およびそれに対する応答のログも出力されます。

生成AI連携 LangChain思考過程ログ

プロンプトにより成形された質問,および,intermediate_steps,最終回答といったLangChainの思考過程を出力します。本ログファイルに出力されるログは全て出力抑止対象のログであるため,デフォルト設定値では,何も出力されません。

最終更新日時

ログの最終更新日時が表示されます。

(2) 詳細表示

ログの詳細を表示します。ログの詳細表示の詳細は,「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド JCSM03-0210-01」の「9.1.2 詳細表示(V01-11以降)」を参照してください。

(3) エクスポート

ログをエクスポートします。ログのエクスポートの詳細は,「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド JCSM03-0210-01」の「9.1.3エクスポート」を参照してください。

ダウンロードしたファイル中に格納されている各ログのファイル名を以下に示します。

表1‒4 ダウンロードできるログのファイル名

ログ名

ファイル名

ファイル名の例

生成AI連携 メッセージログ

<タスクID>_ai_assistant_service.csv

0000000001_ai_assistant_service.csv

生成AI連携 LangChain思考過程ログ

<タスクID>_ai_assistant_service_intermediate.csv

0000000001_ai_assistant_service_intermediate.csv

ログ名「生成AI連携 メッセージログ」の出力形式を以下に示します。

表1‒5 生成AI連携 メッセージログの出力形式

出力形式

"<通番><日時><時刻><AP名><プロセスID><スレッドID><メッセージID><メッセージテキスト>"

説明

出力項目の内容は,「表1-6 生成AI連携 メッセージログの出力項目」を参照してください。△は半角スペースを表します。

  • 文字コードはUTF-8です。

  • 改行コードはLFです。

  • ヘッダ行はありません。

  • メッセージテキスト内の日時表示はUTC+タイムゾーンです。

出力例

0116 2024-01-16 16:34:07.016+0900 ai_assistant 53702 53708 KNBD20000-I {"question": "ITシステム「サンプルシステム」では,どのポートを監視すべきですか。検索して教えてください。", "user": "string"}

0117 2024-01-16 16:34:18.016+0900 ai_assistant 53702 53708 KNBD20001-I {"answer": "サンプルシステムでは,サーバAの443番ポートと,サーバBの3306番ポートを監視する必要があります。ネットワークモニタリングツールや監視スクリプトを使用することができます。 [sourcepage:Sample_System_boot.pdf-page.1]"}

ログ名「生成AI連携 メッセージログ」の出力項目を以下に示します。

表1‒6 生成AI連携 メッセージログの出力項目

#

項目

説明

1

通番

ログの番号。

2

日時

ログの日時。形式はyyyy-MM-dd

3

時刻

ログの時刻。形式はhh:mm:ss.SSSZZZ

4

AP名

アプリケーション識別名。ai_assistantを指定します。

5

プロセスID

実行したプロセスのID。

6

スレッドID

実行したスレッドのID。

7

メッセージID

本ログのメッセージのID。IDの形式および具体的なIDは,「6.2メッセージ」を参照してください。

8

メッセージテキスト

詳細なメッセージテキスト。出力される情報は「6.2.3メッセージ一覧」を参照してください。

9

改行

LF

ログ名「生成AI連携 LangChain思考過程ログ」の出力形式を以下に示します。

表1‒7 生成AI連携 LangChain思考過程ログの出力形式

出力形式

"<通番><日時><時刻><AP名><プロセスID><スレッドID><メッセージID><メッセージテキスト>"

説明

出力項目の内容は,「表1-8 生成AI連携 LangChain思考過程ログの出力項目」を参照してください。△は半角スペースを表します。

  • 文字コードはUTF-8です。

  • 改行コードはLFです。

  • ヘッダ行はありません。

  • メッセージテキスト内の日時表示はUTC+タイムゾーンです。

出力例

0175 2024-01-16 16:34:07.016+0900 ai_assistant 53702 53708 KNBD20002-I {"prompt_question": "ITシステム「サンプルシステム」では,どのポートを監視すべきですか。検索して教えてください。"}

0176 2024-01-16 16:34:18.016+0900 ai_assistant 53702 53708 KNBD20003-I {"intermediate_steps": "[(AgentAction(tool='user_contents', tool_input='サンプルシステム ポート 監視', log='Thought: ツールを使用し,適切な情報を検索します。\nAction: user_contents\nAction Input: サンプルシステム ポート 監視'), 'sourcepage:Sample_System_boot.pdf-page.1\ncontent: サンプルシステムの起動手順 1. サーバへの接続 SSH やリモートデスクトップなどの適切なリモート接続ツールを使用して各サーバに接続します。 2. 必要な権限の取得 ルート権限や管理者権限が必要な場合は,これらの権限を取得します。 3. 必要なディレクトリへの移動 必要な作業ディレクトリやプロジェクトディレクトリに移動します。 4. 必要なサービスやプロセスの起動 各サーバ上で実行する必要のあるサービスやプロセスを起動します。これには,データベースサーバ,Webサーバが含まれます。 適切なコマンドやスクリプトを使用して,各サービスやプロセスを起動します。 起動したプロセスやサービスが正常に動作していることを確認します。 5. 必要なポートの監視 起動したプロセスが正常にリクエストを処理していることを確認するために,必要なポートを監視します。 ポートの監視には,ネットワークモニタリングツールや監視スクリプトを使用できます。 監視結果を確認し,各ポートが正常に開かれていること,リクエストを受け付けることを確認します。 監視対象のポートを次の表に示します。 # サーバ ポート番号 プロトコル 1 サーバ A 443 TCP 2 サーバ B 3306 TCP ')]"}

0177 2024-01-16 16:34:18.016+0900 ai_assistant 53702 53708 KNBD20004-I {"final_answer": "サンプルシステムでは,サーバAの443番ポートと,サーバBの3306番ポートを監視する必要があります。ネットワークモニタリングツールや監視スクリプトを使用することができます。 [sourcepage:Sample_System_boot.pdf-page.1]"}

ログ名「生成AI連携 LangChain思考過程ログ」の出力項目を以下に示します。

表1‒8 生成AI連携 LangChain思考過程ログの出力項目

#

項目

説明

1

通番

ログの番号。

2

日時

ログの日時。形式はyyyy-MM-dd

3

時刻

ログの時刻。形式はhh:mm:ss.SSSZZZ

4

AP名

アプリケーション識別名。ai_assistantを指定します。

5

プロセスID

実行したプロセスのID。

6

スレッドID

実行したスレッドのID。

7

メッセージID

本ログのメッセージのID。IDの形式および具体的なIDは,「6.2メッセージ」を参照してください。

8

メッセージテキスト

詳細なメッセージテキスト。出力される情報は「6.2.3 メッセージ一覧」を参照してください。

9

改行

LF