Hitachi

JP1 Cloud Service システム管理 利用ガイド


6.2.2 「スタンダード」モデルまたは「エンタープライズ」モデルにおいて両系が破損した場合のリカバリー手順

「スタンダード」モデルまたは「エンタープライズ」モデルにおいて両系が破損した場合は,JP1 Cloud Service上の業務が停止します。JP1 Cloud Serviceで取得したバックアップをもとにリカバリー後,お客様へ連絡を行います。「5.3 バックアップ手順」で取得したバックアップを用いて,以下に示す手順によりお客様によるリカバリーを実施ください。

手順

項目

詳細

1

専用ストレージ内のファイルのリカバリー

5.3.3 専用ストレージ内のファイルのバックアップ手順」にて取得したバックアップをもとに,サービスポータルにより,専用ストレージへファイルをアップロードして上書きください。アップロード方法は,マニュアル「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド」の「10.1.2 アップロード」を参照ください。

2

統合オペレーション・ビューアーへのアップロード

5.3.1 システム管理の定義のバックアップ手順」にて取得したバックアップをもとに,統合オペレーション・ビューアーによりアップロードください。アップロード方法は,JP1のマニュアル「JP1 Version 13 JP1/Integrated Management 3 - Manager 導入・設計ガイド」の「3.6.5 定義ファイル操作機能」を参照ください。

3

Alertmanagerのサイレンスの設定の登録

5.3.1 システム管理の定義のバックアップ手順」にて取得したバックアップをもとに,Alertmanagerのサイレンス作成のAPIを使用してサイレンスの設定を登録ください。なお,有効期間が過ぎているサイレンスは作成できないため,注意ください。

サイレンス作成に関するREST APIは,JP1のマニュアル「JP1/Integrated Management 3 - Manager コマンド・定義ファイル・APIリファレンス」の「5.22.4 Alertmanagerのサイレンス作成」を参照ください。

4

サービスポータル情報の再設定

バックアップ取得以降に実施したサービスポータルの設定について,「5.3.2 サービスポータルの設定」で取得した記録に基づきサービスポータルへ再設定してください。