1.3.2 JP1/AJS3との機能差異
ジョブ管理では,JP1/AJS3の製品と比較して,使用可能な機能に差異があります。主な機能差異を以下に示します。
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JP1 Cloud Service V01-12以降では,ジョブ管理マネージャーでコマンドを実行することができます。JP1 Cloud Service V01-11以前では,ジョブ管理マネージャーを直接操作する機能を使用することはできません※1。
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JP1 Cloud Service V01-12以降では,ジョブ管理マネージャー上の/usrfile配下にスクリプトを配置して実行できます※2。JP1 Cloud Service V01-11以前では,ジョブ管理マネージャーにスクリプトやプログラムを導入することはできません。
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QUEUEジョブ,サブミットジョブ,キューレスジョブ,フレキシブルジョブ,リモートジョブネットを使用することはできません。
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お客様側でスケジューラサービス名を指定できません。JP1 Cloud Service 固有のスケジューラサービス名(JP1CLOUD01〜JP1CLOUD10)を指定してください。
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JP1 Cloud Serviceにおいてクラウド連携ジョブを実行する際には,JP1/AJS3 for CSAにて定義された認証情報を利用する方式のみが利用できます。
- 注※1
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運用に必要な機能のうち,ジョブ管理マネージャーを直接操作する必要があるものは,サービスポータルにて機能を提供します。サービスポータルの詳細については,「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド」を参照してください。
JP1 Cloud Service V01-11以前において,ジョブ管理マネージャー上でしか実行できないジョブの実行が必要な場合には,サービス窓口までお問い合わせください。
- 注※2
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JP1 Cloud Service V01-12以降において,ジョブ管理マネージャー上へスクリプトを配置するには,お客様側で用意したスクリプトをサービスポータル経由で,ジョブ管理マネージャー上の/usrfile配下にアップロードします。サービスポータル上の操作については,「JP1 Cloud Service ジョブ管理・システム管理 サービスポータル 利用ガイド」を参照してください。
機能の提供有無の詳細については「付録B 機能の提供有無一覧」を参照してください。
また,機能を利用するにあたり,必要に応じてジョブ管理の利用における前提内容や設定されているパラメータを確認してください。詳細については「付録A 提供環境のパラメータ」を参照してください。