7.2.2 新規登録
エージェントや管理ノードとして使用するサーバーのホスト情報を新規に登録できます。ホスト情報は,環境種別単位に管理され,マネージャーとエージェント・管理ノード間で通信する際の名前解決のために登録が必要になります。また,登録した情報はジョブ管理エージェントのライセンス計算に使用されます。
ホスト情報一覧画面から,[新規登録]ボタンをクリックして起動する以下のダイアログに必要な情報を入力し,[実行]ボタンをクリックして登録します。
すでに登録されている同じホスト名のホスト情報を複数登録することはできません。
- 注意事項
-
-
V02-30以降でコマンド文を生成して一括登録する場合,閉域の環境(AWS Transit Gatewayなどによりサービスと接続されているネットワーク)から接続して操作を行ってください。インターネット経由での一括操作はできませんのでご注意ください。
項目
説明
指定要否
ホスト名
ホスト情報として登録したいホスト名を入力します。
1〜63バイトのASCII文字列(以下,使用禁止文字を除く)を指定可能です。
- 使用禁止文字
-
制御文字および " ' ` $ ” ’ ‘ スペース
- その他,注意事項
-
-
登録対象のサーバーで名前解決ができるホスト名を指定してください。
-
英字はすべて小文字として扱われます。また,ピリオド(.)は区切り文字として扱われるため,ホスト名の先頭と末尾には指定しないでください。
-
ホスト名は英数字とハイフン(-)で構成する文字列とすることを推奨します。
-
必須
IPアドレス
ホスト名に対応するIPアドレスを以下のIPv4形式で入力します。
- 形式
-
W.X.Y.Z
W〜Zは,それぞれ0〜255の範囲の数字で入力してください。
必須
接続マネージャーホスト名
このホストの接続先マネージャーホスト名を1つ選択します。
現在,接続先ホストとして選択しているマネージャーと環境種別が同じマネージャーホストが表示され,選択できます。デフォルトは,現在,接続先ホストとして選択しているマネージャーが選択されています。
複数のマネージャーと接続するホストの場合には,主の接続先とするマネージャーを選択してください。
この項目は,ジョブ管理エージェントのライセンス計算に使用されます。選択したマネージャーに紐づくエージェントとして扱われます。
任意
仮想割当CPUコア数
このホストの仮想割り当てCPUコア数を入力します。
0〜8192の範囲の数字で入力してください。
この項目は,ジョブ管理エージェントのライセンス計算に使用されます。物理サーバーとして登録する場合は指定しないでください。指定を省略した場合,0が仮定されます。
任意
物理サーバー名
このホストの物理サーバー名を入力します。
1〜63バイトのASCII文字列(以下,使用禁止文字を除く)を指定可能です。
この項目は,ジョブ管理エージェントのライセンス計算に使用されます。このホストが物理サーバーの場合か,物理サーバーの構成が把握できる仮想環境の場合に指定してください。また,物理サーバーのCPUコア数(1以上)と合わせて指定してください。クラウド上の仮想環境などのため,物理サーバーの構成が把握できない場合は指定しないでください。
- 使用禁止文字
-
制御文字および " ' ` $ ” ’ ‘ スペース
- その他,注意事項
-
ホスト名の大文字小文字は区別されません。
任意
物理サーバーのCPUコア数
物理サーバー名を指定する場合,このホストの物理サーバーのCPUコア数を入力します。
0〜8192の範囲の数字で入力してください。
この項目は,ジョブ管理エージェントのライセンス計算に使用されます。指定を省略した場合,0が仮定されます。1以上を指定する場合,物理サーバー名と合わせて指定してください。
任意
説明
このホストの説明を入力します。
1〜255バイトの任意文字列(以下,使用禁止文字を除く)を指定可能です。
このホストにインストールされているJP1の製品名やバージョン情報を入力することもできます。
- 使用禁止文字
-
制御文字および " ' ` $ ” ’ ‘
任意
一括登録(V02-30以降)
複数のホスト情報を一括で登録するコマンド文を生成できます。
[コマンド文生成]ボタンをクリックして起動するダイアログで必要な情報を入力(コマンド実行先ホストのOSをLinuxかWindowsから選択)し,[生成とJSONファイルのダウンロード]ボタンをクリックすると,一括登録用コマンド文の生成と,リクエストボディとなるJSONファイルのテンプレートをダウンロードできます。
生成されたコマンド文をコピーしてリクエストボディ(JSONファイル)※1を編集し,クライアント端末からJSONファイルを指定してコマンドを実行することで一括登録の操作ができます。コマンド文を実行すると,サービスポータルに対してREST APIでの通信が発生するため,通信ができるように事前にポートの許可設定などを実施してください。
なお,生成されたコマンド文の有効期限は60分になるため,あらかじめテンプレートからリクエストボディとなるJSONファイルを作成しておき,コマンド文に入力データとして指定することもご検討ください。
システム負荷の軽減のため,複数の一括操作コマンドを同時に実行しないでください。
リクエストボディの例を以下に示します。
{"hosts":[{"name":"samplehost","address":"192.168.123.45","link_mgrsrv_id":"ajs-mgr99.99.jp1-cld.local","vcpu_num":2,"physsrv_name":"sample","physsrv_cpu_num":8,"description":"サンプルです。","targethost_id":"ajs-mgr99.99.jp1-cld.local"}]}レスポンスで返却する主なステータスコードを※2に示します。
−
- 注※1
-
リクエストボディの形式を以下に示します。
項目
説明
{
−
"hosts" : [ {
−
"name" : ホスト名,
ホスト名(文字列)を指定します。
"address" : IPアドレス,
IPアドレス(文字列)を指定します。
"link_mgrsrv_id" : 接続マネージャーホスト名,
接続マネージャーホスト名(文字列)を指定します。
"vcpu_num" : 仮想割当CPUコア数,
仮想割当CPUコア数(数値)を指定します。
"physsrv_name" : 物理サーバー名,
物理サーバー名(文字列)を指定します。
"physsrv_cpu_num" : 物理サーバーのCPUコア数,
物理サーバーのCPUコア数(数値)を指定します。
"description" : 説明,
説明(文字列)を指定します。
"targethost_id" : 操作対象マネージャーホスト名
操作対象のマネージャーホスト名(文字列)を指定します。このマネージャーホストに紐づくホスト情報に対して操作が行われます。
}, ... ]
要求ホスト情報分だけ繰り返して指定してください。
}
−
- 注※2
-
レスポンスで返却する主なステータスコードを以下に示します。
ステータスコード
説明
202
成功しました。タスクIDを返却します。
400
リクエスト内容が不正です(KBDC10028-E,KBDC10101-E)。
401
認証情報が無効です(KBDC20102-E,KBDC10104-E)。
403
権限がありません(KBDC10028-E,KBDC10020-E)。
404
対象が存在しません(KBDC10028-E,KBDC10020-E)。
409
操作中です(KBDC10501-W,KBDC13504-W)。
412
ホスト名が重複しています(KBDC13007-E,KBDC13008-E)。
503
メンテナンス中です(KBDC13016-E,KBDC13017-E)。
-