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 ボリュームミラーリング クイックリファレンス 


1.12.42 GADを使用したURの環境移行時のペア操作可否の関係

URのペア状態とGADのペア操作可否の関係を次の表に示します。GADのペア操作可否は、GADペアのプライマリボリュームおよびセカンダリボリュームのそれぞれに連携しているURペア状態および属性によって決まります。

GADペアのボリュームと連携するURのペア状態と属性

GADのペア操作

ペア作成※2

ペア分割

ペア中断

ペア再同期

ペア削除

P-VOL指定

S-VOL指定

P-VOL指定

S-VOL指定

P-VOL指定

S-VOL指定

P※1 S※1 P※1 S※1 P※1 S※1 P※1 S※1 P※1 S※1 P※1 S※1 P※1 S※1
SMPL ×
COPY P-VOL × × × × × × × ×
S-VOL × × × ×
PAIR P-VOL × × × × ×
S-VOL × × × ×
PSUS P-VOL × × ×
PSUE P-VOL × × ×
S-VOL × × × ×
SSUS S-VOL × × × ×
SSWS S-VOL × × × ×
HOLD P-VOL × ×
S-VOL × ×
HLDE P-VOL × ×
S-VOL × ×
(凡例)

○:操作できる

×:操作できない

-:起こりえない

P-VOL:プライマリボリューム

S-VOL:セカンダリボリューム

注※1

P: GADプライマリボリュームと連携するURのペア状態に対する、GADペアの操作可否

S: GADセカンダリボリュームと連携するURのペア状態に対する、GADペアの操作可否

GADプライマリボリュームおよびセカンダリボリュームともに操作可能の場合に、対象操作は成功します。

注※2

上記の表は、移行元のURペアとGADのプライマリボリュームを連携したときのGADペアの操作可否を示します。GADペア形成操作では、GADのセカンダリボリュームにURペアで使用中のボリュームを指定できません。

GADのペア状態とURのペア操作可否の関係を次の表に示します。

GADのペア状態

I/Oモード 操作対象URペアと連携しているGADペア属性※1

URのペア操作

ペア作成※2

ペア分割 ペア中断 ペア再同期 ペア削除

P-VOL指定

S-VOL指定※3

P-VOL指定

S-VOL指定

INIT/COPY

Mirror(RL) P-VOL × × ×※4
Block S-VOL ×
COPY Mirror(RL) P-VOL × × ×※4
Block S-VOL ×
PAIR Mirror(RL) P-VOL × ×※4
S-VOL ×※4
PSUS Local P-VOL ×
Block P-VOL × × ×※4
PSUE Local P-VOL ×
Block P-VOL × × ×※4
SSUS Block S-VOL × × ×※4
SSWS Local S-VOL ×
(凡例)

○:操作できる

×:操作できない

-:起こりえない

P-VOL:プライマリボリューム

S-VOL:セカンダリボリューム

注※1

操作対象のURのプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームと連携しているGADの属性を示します。

注※2

GADを使用したUR環境移行では、3つのデータセンター構成との併用をサポートしていません。そのため、デルタリシンク用のペア形成操作はできません。また、GADを使用したUR環境移行では、URペア形成は、URのプライマリボリュームにGADで使用しているボリュームを指定した場合のみ操作できます。

注※3

URのセカンダリボリュームとGADのボリュームとの連携時のペア操作可否を示します。URのプライマリボリュームとGADのボリュームとの連携時のペア操作可否条件は、「ペア分割 P-VOL指定」の列と同一です。

注※4

URのセカンダリボリュームとGADのボリュームが連携している場合には起こりえない組合せです。