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 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


1.2.6 計画したペア数が作成できるか最大ペア数と比較する

ストレージシステムのペアごとに必要な差分テーブル数、およびペアテーブル数を決定したら、次の計算式と条件式を使い計画したペア数が作成できるか確認します。

計画したペア数に必要な差分テーブル数を計算する

計画したペア数に必要な差分テーブル数=1ペア当たりに必要な差分テーブル数×計画しているShadowImageペアの数

注※

ボリュームの容量によって1ペア当たりに必要な差分テーブル数が異なりますので、それぞれ計算してください。

計画したペア数に必要なペアテーブル数を計算する

計画したペア数に必要なペアテーブル数=1ペア当たりに必要なペアテーブル数×計画しているShadowImageペアの数

注※

ボリュームの容量によって1ペア当たりに必要なペアテーブル数が異なりますので、それぞれ計算してください。

ストレージシステムで作成できる最大ペア数と比較する

次の条件式を使用して計算します。

計画したペア数に必要な差分テーブル数※1≤システム内で利用可能な差分テーブル数※3

および

計画したペア数に必要なペアテーブル数※2≤システム内で利用可能なペアテーブル数※3

注※1

容量が異なる複数のボリュームでShadowImageペアを作成する場合は、それぞれに計算した「計画したペア数に必要な差分テーブル数」を合計した値。

注※2

容量が異なる複数のボリュームでShadowImageペアを作成する場合は、それぞれに計算した「計画したペア数に必要なペアテーブル数」を合計した値。

注※3

システムの共有メモリによって異なります。

計算例を次に示します。

差分テーブル数が57,600のストレージシステム内で20ペア作成する場合、次のような計算になります。

ボリュームの容量が3,019,898,880 KBで、1つのペアに対する差分テーブル数は577となり、1つのペアに必要なペアテーブル数は17となります。これらの数値を条件式に当てはめると、次のようになります。

577× 20 = 11,540 ≤ 57,600でかつ

17× 20 = 340 ≤ 8192

したがって、この例では20ペア作成できます。