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 システム管理者 クイックリファレンス


3.11.5 iSCSIターゲット作成ウィザード

〈この項の構成〉

(1) [iSCSIターゲット作成]画面

[図データ]

情報設定エリア

項目

説明

iSCSIターゲットエイリアス

  • [デフォルト名を使用]:デフォルトの名称を表示させる場合は、このチェックボックスを選択します。

  • テキストボックス:iSCSIターゲットエイリアスを入力します。

    [デフォルト名を使用]が選択の場合、初期値は次の形式で表示されます。

    ポート名-GiSCSIターゲットID

    表示例:1A-G00

    [デフォルト名を使用]が非選択の場合、初期値は空白です。最大32文字で、ASCII文字(英数字および記号)が使用できます。ただし、次の記号は使用できません。

    \ / , ; * ? " < > |

iSCSIターゲット名

  • [iqn]および[eui]:どちらかの形式を選択します。

  • [デフォルト名を使用]:デフォルトの名称を表示させる場合は、このチェックボックスを選択します。

  • テキストボックス:iSCSIターゲット名を入力します。

    [デフォルト名を使用]が選択の場合、初期値は次の形式で表示されます。

    iqn形式の初期値について説明します。

    形式:iqn.1994-04.jp.co.hitachi:rsd.機種名.t.シリアル番号.ポート名iSCSIターゲットID

    表示例:iqn.1994-04.jp.co.hitachi:rsd.h8s.t.62507.1a000

    eui形式の初期値について説明します。

    形式:eui.(OUI6桁)(装置固定値)(シリアル番号)(Port名)(iSCSI ターゲットID)

    表示例:eui.02004567A425678D

    [デフォルト名を使用]が非選択の場合、iqn形式の初期値について説明します。

    形式:iqn.1994-04.jp.co.hitachi:rsd.機種名.t.シリアル番号.ポート名iSCSIターゲットID

    最大219文字まで入力できます。なお、ASCII文字(英数字および記号)が使用できます。ただし、次の記号は使用できません。

    \ / , ; * ? " < > |

    [デフォルト名を使用]が非選択の場合、eui形式の初期値は空白です。

    16文字固定で入力します。なお、英数字が使用できます。

リソースグループ名(ID)

iSCSIターゲットを作成するリソースグループを選択します。[Any]を選択した場合、ユーザに割り当てられているすべてのポートのうち、iSCSIターゲットを追加できるポートが[利用可能なポート]に表示されます。[Any]以外を選択した場合、選択したリソースグループに割り当てられているポートのうち、iSCSIターゲットを追加できるポートが[利用可能なポート]に表示されます。

ホストモード

リストからホストモードを選択します。

[ホストモードオプション]テーブル

  • テーブル

    項目

    説明

    モード番号

    ホストモードオプションの番号が表示されます。

    説明

    ホストモードオプションの説明が表示されます。

    状態

    ホストモードオプションの設定([有効]または[無効])が表示されます。

  • ボタン

    項目

    説明

    有効

    ホストモードオプションが有効になります。

    無効

    ホストモードオプションが無効になります。

[利用可能なホスト]テーブル

  • テーブル

    項目

    説明

    ポート名

    ポートの名前が表示されます。

    HBA iSCSI名

    HBAのiSCSI名が表示されます。

    ホスト名

    ホスト名が表示されます。

    iSCSIターゲット数

    iSCSIターゲット数が表示されます。

    新規ホスト

    ホストが新規に追加されたものかどうかが表示されます。

    ストレージシステムのポートにまだケーブル接続されていない、新規に追加されたホストであれば[該当]、すでにほかのポートとケーブルで接続しているホストであれば[非該当]が表示されます。

    ポートセキュリティ

    ポートのLUNセキュリティの設定([有効]または[無効])が表示されます。

  • ボタン

    項目

    説明

    新規ホスト追加

    ホストを新規に追加したい場合は、[新規ホスト追加]をクリックします。また、ホストバスアダプタにニックネームを付けたい場合は、ニックネームを付けたいホストバスアダプタのチェックボックスを[利用可能なホスト]テーブルから選択した状態で[新規ホスト追加]をクリックします。

[利用可能なポート]テーブル

項目

説明

ポート名

ポートの名前が表示されます。

セキュリティ

ポートのLUNセキュリティの設定([有効]または[無効])が表示されます。

[認証方法]

CHAP認証の設定([有効]、[無効]、または[ホスト設定を使用])を選択します。

[CHAP認証オプション]

項目

説明

相互CHAP

[有効]または[無効]を選択します。[有効]を選択した場合、双方向認証モードになります。[無効]を選択した場合、単方向認証モードになります。

ユーザ名

ユーザ名を設定します。[相互CHAP]で[無効]を選択した場合、設定は任意です。[相互CHAP]で[有効]を選択した場合、必ず設定してください。

設定できる文字数は1~223文字までです。使用できる文字は、半角英数字(大文字と小文字の区別あり)、半角スペースおよび次に示す半角記号です。

. - + @ _ = : / [ ] ~

シークレット

ホストの認証に用いるシークレットを設定します。[相互CHAP]で[無効]を選択した場合、設定は任意です。[相互CHAP]で[有効]を選択した場合、必ず設定してください。

設定できる文字数は12~32文字までです。使用できる文字は、半角英数字、半角スペースおよび次に示す半角記号です。

. - + @ _ = : / [ ] ~

シークレット再入力

シークレットの入力確認として同じ文字を再設定します。同じ文字が入力されなかった場合、[追加]をクリックしたときにエラーメッセージが表示されます。

[利用可能なCHAPユーザ]テーブル

  • テーブル

    項目

    説明

    ポート名

    ポートの名前が表示されます。

    ユーザ名

    ユーザ名が表示されます。

    ユーザSeq. No.

    ユーザシーケンスIDが表示されます。

    iSCSIターゲット数

    iSCSIターゲット数が表示されます。

    新規CHAPユーザ

    CHAPユーザが新規に追加されたものかどうかが表示されます。

    [該当]:[新規CHAPユーザ追加]画面によって追加された新規のCHAPユーザです。

    [非該当]:既存のCHAPユーザです。

    ポートセキュリティ

    ポートのLUNセキュリティの設定([有効]または[無効])が表示されます。

  • ボタン

    項目

    説明

    新規CHAPユーザ追加

    CHAPユーザを新規に追加する場合、[新規CHAPユーザ追加]をクリックします。なお、新規CHAP ユーザを追加した場合、ポート名は空白です。

[追加]ボタン

左側で設定した内容を、右側の[選択したiSCSIターゲット]テーブルに追加します。

[選択したiSCSIターゲット]テーブル

  • テーブル

    項目

    説明

    ポート名

    ポートの名前が表示されます。

    iSCSIターゲットエイリアス

    iSCSIターゲットエイリアスが表示されます。

    iSCSIターゲット名

    iSCSIターゲット名が表示されます。

    ホストモード

    iSCSIターゲットのホストモードが表示されます。

    ポートセキュリティ

    ポートのLUNセキュリティの設定([有効]または[無効])が表示されます。

    ホスト数

    iSCSIターゲットに登録されているホストの数が表示されます。

    認証

    認証についての情報が表示されます。

    • [方法]:認証方法の設定([CHAP]、[認証なし]、または[ホストに従う])が表示されます。

    • [相互CHAP]:相互CHAPの設定([有効]または[無効])が表示されます。

    • [ユーザ名]:ユーザ名が表示されます。

    • [ユーザ数]:ユーザ数が表示されます。

    リソースグループ名(ID)

    iSCSIターゲットのリソースグループの名称とIDが表示されます。IDは括弧内に表示されます。

    仮想ストレージマシン

    iSCSIターゲットの、仮想ストレージマシンのモデルとシリアル番号が表示されます。

  • ボタン

    項目

    説明

    詳細

    行のチェックボックスを選択してボタンをクリックすると[iSCSIターゲットプロパティ]画面が表示されます。

    削除

    行のチェックボックスを選択してボタンをクリックすると、行が削除されます。

[次のタスク]

[次へ]をクリックすると、[次のタスク]に記載されたタスクの設定に進みます。

(2) [設定確認]画面

[図データ]

[選択したiSCSIターゲット]テーブル

  • テーブル

    項目

    説明

    ポート名

    ポートの名前が表示されます。

    iSCSIターゲットエイリアス

    iSCSIターゲットエイリアスが表示されます。

    iSCSIターゲット名

    iSCSIターゲット名が表示されます。

    ホストモード

    ホストグループのホストモードが表示されます。

    ポートセキュリティ

    ポートのLUNセキュリティの設定([有効]または[無効])が表示されます。

    ホスト数

    iSCSIターゲットに登録されているホストの数が表示されます。

    認証

    認証についての情報が表示されます。

    • [方法]:認証方法の設定([CHAP]、[認証なし]、または[ホストに従う])が表示されます。

    • [相互CHAP]:相互CHAPの設定([有効]または[無効])が表示されます。

    • [ユーザ名]:ユーザ名が表示されます。

    • [シークレット]:シークレットが設定されている場合、[******](6個のアスタリスク)が表示されます。

    • [ユーザ数]:ユーザ数が表示されます。

    リソースグループ名(ID)

    iSCSIターゲットのリソースグループの名称とIDが表示されます。IDは括弧内に表示されます。

    仮想ストレージマシン

    iSCSIターゲットの、仮想ストレージマシンのモデルとシリアル番号が表示されます。

  • ボタン

    項目

    説明

    詳細

    行のラジオボタンを選択してボタンをクリックすると[iSCSIターゲットプロパティ]画面が表示されます。

メモ

この[設定確認]画面の説明は単一のタスクを実行したケースを表示しています。複数のタスクを連結して実行した場合には、すべての設定項目が画面上に表示されます。項目の内容を確認したい場合には、[戻る]で各[設定]画面へ戻り、ヘルプボタンをクリックして参照してください。