Hitachi

 システム管理者 クイックリファレンス


3.11.4 iSCSIターゲットを作成し、ホストを登録する

前提条件

必要なロールを次に示します。

操作手順

  1. 次のどれかの方法で、[iSCSIターゲット作成]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムの配下の[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択します。[ホストグループ / iSCSIターゲット]タブで[iSCSIターゲット作成]を選択します。

    Storage Navigatorのよく使うタスクを使用する場合:

    • [よく使うタスク]から[iSCSIターゲット作成]を選択します。

    Storage Navigatorの[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]画面を使用する場合:

    • ストレージシステムの全iSCSIターゲットを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択します。[ホストグループ / iSCSIターゲット]タブで[iSCSIターゲット作成]をクリックします。

    • ポート単位でiSCSIターゲットを表示する場合、[ストレージシステム]ツリーから[ポート / ホストグループ / iSCSIターゲット]を選択し、ツリーからポートをクリックします。[iSCSIターゲット]タブで[iSCSIターゲット作成]をクリックします。

    • [アクション]メニューから[ポート/ホストグループ管理]-[iSCSI]-[iSCSIターゲット作成]を選択します。

  2. [iSCSIターゲットエイリアス]を設定します。

    [デフォルト名を使用]チェックボックスを選択すると、値が自動で入力されます。

  3. [iSCSIターゲット名]を設定します。

    iqn形式またはeui形式を選択してください。[デフォルト名を使用]チェックボックスを選択すると、値が自動で入力されます。

  4. [リソースグループ名(ID)]から、iSCSIターゲットを作成するリソースグループを選択します。

    • [Any]を選択した場合、ユーザに割り当てられているすべてのポートのうち、iSCSIターゲットを追加できるポートが[利用可能なポート]に表示されます。

    • [Any]以外を選択した場合、選択したリソースグループに割り当てられているポートのうち、iSCSIターゲットを追加できるポートが[利用可能なポート]に表示されます。

    ヒント

    1つのポートにつき最大255個のiSCSIターゲットを作成できます。

  5. [ホストモード]からホストモードを選択します。

    ホストモードを選択するときは、ホストのプラットフォームなどを考慮してください。

  6. ホストモードのオプションを設定する必要がある場合は、[ホストモードオプション]を選択します。

    [ホストモードオプション]を選択すると、画面が拡張されてホストモードのオプションのリストが表示されます。[モード番号]はオプションの番号を示します。設定したいオプションを選択した状態で[有効]をクリックします。

  7. iSCSIターゲットに登録するホストを選択します。

    登録したいホストがほかのポートとケーブルで接続している(または過去にケーブルで接続していた)場合、登録したいホストのホストバスアダプタのチェックボックスを[利用可能なホスト]テーブルから選択してください。

    登録するホストがない場合、ホストを選択しないで手順14に進んでください。この場合、ホストの登録されていないiSCSIターゲットが作成されます。

    ホストを新規追加する場合、または登録したいホストがストレージシステムのポートにまだケーブル接続されていない場合、手順8に進んでください。

  8. [利用可能なホスト]テーブルの下にある[新規ホスト追加]をクリックします。

    [新規ホスト追加]画面が表示されます。

  9. iqn形式またはeui形式を選択してください。

  10. [HBA iSCSI名]にHBAの iSCSI名を入力します。

  11. 必要であれば、[ホスト名]にホストバスアダプタのニックネームを入力します。

  12. [OK]をクリックして[新規ホスト追加]画面を閉じます。

  13. 登録したいホストのiSCSI名を[利用可能なホスト]テーブルから選択します。

  14. (iSCSIターゲットを追加する)ポート名を選択します。

    複数のポートを選択した場合、1回の操作で複数のポートに同じiSCSIターゲットを追加できます。

  15. [認証方法]で[CHAP]、[認証なし]、または[ホストに従う]を選択します。

    [CHAP]を選択した場合、次の項目を設定します。

    • [相互CHAP]:[有効]または[無効]を選択します。[有効]を選択した場合、双方向認証モードになります。[無効]を選択した場合、単方向認証モードになります。

    • [ユーザ名]:[相互CHAP]で[無効]を選択した場合、設定は任意です。[相互CHAP]で[有効]を選択した場合、必ず設定してください。

    • [シークレット]および[シークレット再入力]:[相互CHAP]で[無効]を選択した場合、設定は任意です。[相互CHAP]で[有効]を選択した場合、必ず設定してください。

  16. iSCSIターゲットに登録するCHAPユーザを選択します。

    登録したいCHAPユーザがほかのポートとケーブルで接続している(または過去にケーブルで接続していた)場合、登録したいCHAPユーザを[利用可能なCHAPユーザ]テーブルから選択してください。

    登録するCHAPユーザがない場合、CHAPユーザを選択しないで手順20に進んでください。この場合、CHAPユーザの登録されていないiSCSIターゲットが作成されます。

    登録したいCHAPユーザがストレージシステムのポートにまだケーブル接続されていない場合は、手順17に進んでください。

  17. [利用可能なCHAPユーザ]テーブルの下にある[新規CHAPユーザ追加]をクリックします。

    [新規CHAPユーザ追加]画面が表示されます。

  18. ユーザ名およびシークレットを入力します。

  19. [OK]をクリックして[新規CHAPユーザ追加]画面を閉じます。

  20. [追加]をクリックしてiSCSIターゲットを追加します。

    手順2から手順20までを繰り返すと、複数のiSCSIターゲットを作成できます。

    ヒント

    行のチェックボックスを選択して[詳細]をクリックすると[iSCSIターゲットプロパティ]画面が表示されます。行のチェックボックスを選択して[削除]をクリックすると、削除してもよいかを尋ねるメッセージが表示されます。削除して問題ない場合は[OK]をクリックしてください。

  21. 設定を完了し設定内容を確認する場合は、[完了]をクリックします。

    引き続きLUパスを設定したい場合は、[次へ]をクリックします。LUパスの設定については、関連項目を参照してください。

  22. [設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

    行のラジオボタンを選択して[詳細]をクリックすると[iSCSIターゲットプロパティ]画面が表示されます。

  23. [適用]をクリックします。

    タスクが登録され、[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]のチェックボックスにチェックマークが付いている場合は、[タスク]画面が表示されます。