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 システム管理者 クイックリファレンス


3.8.2 監査ログの取得・参照

監査ログは、SVPまたはストレージシステムのどちらかに保存されます(監査ログの種類によって、保存先が異なります)。保存された監査ログを取得・参照するには、監査ログをSyslogサーバへ転送してください。

Syslogサーバ転送を設定すると、SVPとストレージシステムに保存された監査ログは、常時Syslogサーバへ転送されます。Syslogサーバへの転送設定手順については、システム管理者ガイドを参照してください。

メモ

SVPまたはストレージシステムに保存できる監査ログの容量には限りがあります。最大保存容量に達すると、新しい情報が上書きされ、古い情報は消去されるため、監査ログをSyslogサーバへ転送することを推奨します。

監査ログが転送されない場合

LANの障害などによって監査ログがSyslogサーバへ転送されない場合は、未転送のログとして蓄積されます。未転送のログが蓄積されると、画面のアイコン表示が変わったり、SIMが発行されたりします。

監査ログの保存場所と最大保存行数※1

未転送のログが蓄積された場合

SVP:250,000行

メイン画面の右上のアイコンの表示が変わります。

  • [図データ]:しきい値※2以下です。

  • [図データ]:しきい値に達しました。

  • [図データ]:監査ログ最大保存容量に達したため、監査ログが上書きされ一部のデータが失われました。

対処方法は「3.8.3 SIMコード一覧」を参照してください。

ストレージシステム(GUM):1,000行

SIMが発行されます。詳細は「3.8.3 SIMコード一覧」を参照してください。

ストレージシステム(DKC)
  • VSP G130VSP G150VSP G350VSP G370VSP G700VSP G900:300,000行
  • VSP F350VSP F370VSP F700VSP F900:300,000行
  • VSP Eシリーズ:300,000行
注※1

目安の行数です。ログデータの種類によって、最大保存行数は前後することがあります。

注※2

しきい値は、監査ログ最大保存容量の70%です。最大保存容量に達すると、新しい情報が上書きされるため、古い情報は消去されます(ラップアラウンド方式)。

Syslogサーバを使わない場合

Syslogサーバを使わない場合、監査ログは未転送のログとして蓄積されますが、画面のアイコン表示の変化やSIMの発行はありません。