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 システム管理者 クイックリファレンス


3.2.52 Storage Navigatorにログインする

ストレージシステムを操作するために、Storage Navigatorにログインします。Storage Navigatorは、目的のストレージシステムごとにログインする必要があります。

メモ

使用上の注意は、「3.2.51 Storage Navigator使用時の注意」を参照してください。

ヒント

管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、リモートでストレージシステムの初期設定を行うこともできます。リモートデスクトップ接続を行う場合は、「付録L 管理クライアントからSVPへの接続方法」を参照してください。

〈この項の構成〉

(1) SVPから直接ログインする

背景

SVPから直接Storage Navigatorにログインすると、Adobe AIR環境で動作するStorage Navigatorが起動します。ただし、SVPのOSがWindows Server 2019(デスクトップエクスペリエンス搭載サーバ)の場合、Adobe AIR環境を使用できません。SVPから直接ログインせずに、管理クライアントからログインしてください。

次の場合は、Webブラウザ上で動作するStorage Navigatorが起動します。なお、2020年12月をもって、Adobe社によるAdobe Flash Playerのサポートが終了しました。これによりWebブラウザ上で動作するStorage Navigatorの使用は推奨しません。SVPから直接ログインせずに、管理クライアントからログインしてください。

  • SVPソフトウェアバージョンが93-01-01-XX以降、93-02-01-XX未満である。

  • SVPソフトウェアバージョンが、88-06-01-XX未満である。

  • SVPソフトウェアバージョンに関わらず、SVPのOSが以下のいずれかである。

    • Windows Server 2012(R2含む)

    • Windows Server 2016(デスクトップエクスペリエンス搭載サーバ)

前提条件

  • SVPとストレージシステムの電源がONになっていること。

  • SVPおよびストレージシステムのIPアドレスが設定済、かつ接続されていること。

  • ログインする目的のストレージシステムがサービスを開始していること。

    ストレージシステムのサービスが開始していない場合は、「3.20.24 ストレージシステム単位のサービスの開始」を参照してください。

操作手順

  1. SVPにログインします。

  2. Windows の[スタート]メニューから、[Hitachi Device Manager-Storage Navigator]-[Storage Device List]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。

    [Storage Device List]画面が表示されます。

    ヒント

    SVPデスクトップ上の[Open StorageDeviceList]アイコンを右クリックして、[管理者として実行]を選択することでもStorage Device Listを起動できます。

  3. [Storage Device List]画面で、サービスを開始しているストレージシステムをクリックします。

    [図データ]

    ストレージシステムをクリックすると、以下の画面が表示されます。

    処理が進むと、<Service>の<Status>が[Starting]から[Ready (Normal)]に変わります。

    初回ログイン時は、ログイン画面が表示されるまでに約10分から20分かかります。

    [図データ]
    メモ

    上記画面が表示されたままで、ログインができない場合は、「3.22.7 Storage Device List操作時のトラブルシューティング」の項番5を参照して対処してください。

    Hitachi Device Manager - Storage Navigatorのログイン画面が表示されます。

  4. ログイン画面にて、[ユーザ名]にmaintenance、[パスワード]に「3.2.31 ストレージシステムとSVPのIPアドレスを設定する」で設定したパスワードを入力して[ログイン]をクリックします。

    [図データ]
    メモ

    パスワードの初期値は、raid-maintenanceです。

    Storage Navigatorメイン画面が表示されます。

    複数のStorage Navigatorにログインしている場合は、メイン画面に表示される装置製番で、目的のストレージシステムであることを確認してください。

    [図データ]

(2) 管理クライアントからログインする

管理クライアントからStorage Navigatorにログインする手順を次に示します。

管理クライアントのOSがWindowsの場合は、Adobe AIR環境で動作するStorage NavigatorとWeb ブラウザ上で動作するStorage Navigatorがあります。管理クライアントのOSがUNIXの場合は、Webブラウザ上で動作するStorage Navigatorのみです。

Adobe AIR環境で動作するStorage Navigatorにログインする

メモ

管理クライアントで、Adobe AIR環境で動作するStorage Navigatorを使用する場合は、事前にStorage Device Launcherのインストールが必要です。インストール方法は、Storage Navigator ユーザガイドを参照してください。

Adobe AIR環境で動作するStorage Navigatorに、初めてログインしたとき、および、SVP上のCBAがアップデートされた後に初めてログインしたときは、CBAが管理クライアントにダウンロードされます。ダウウンロードされるファイルの容量は約30MBです。ダウンロード後に、ログイン画面が起動するため、起動には約10秒かかります。

注※

Captive Bundle Application。Adobe AIR環境で動作するStorage Navigatorアプリケーョンです。1台の管理クライアントで複数のストレージシステムを操作する場合は、ストレージシステムごとにCBAがダウンロードされます。

メモ

管理者権限を持たないユーザで管理クライアントへログインしている場合、「(3) 実行するユーザに管理者権限がない場合のログイン手順」に従ってStorage Navigatorへログインしてください。

前提条件

  • Storage Device Launcherをインストールしてあること。

  • SVP とストレージシステムの電源がONになっていること。

  • SVP およびストレージシステムのIPアドレスが設定済、かつ接続されていること。

  • ログインする目的のストレージシステムがサービスを開始していること。

    ストレージシステムのサービスが開始していない場合は、「3.20.24 ストレージシステム単位のサービスの開始」を参照してください。

  • Storage Device Launcherインストール時と同じユーザで、管理クライアントにログインしていること。

操作手順

  1. Storage Navigatorのログイン画面を起動します。

    Storage Device Launcherからログイン画面を起動する場合:

    1. 管理クライアントのデスクトップまたはスタートメニューの[Storage Device Launcher]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。

      [Storage Device Launcher]画面が表示されます。

    2. SVPのIPアドレスまたはホスト名を入力します。

    3. HTTPSのポート番号(デフォルトは”443”)を指定します。

    4. [Connect]をクリックします。

    5. 手順3に進みます。

    Webブラウザからログイン画面を起動する場合:

    1. 管理クライアントのWebブラウザを管理者権限で起動します。

    2. 次のURLを入力します。

      sdlauncher://SVPのIPアドレスまたはホスト名/

      HTTPSのポート番号(デフォルトは”443”)を変更している場合は、変更後のポート番号を指定してください。

      sdlauncher:// SVPのIPアドレスまたはホスト名:[HTTPSポート番号]/
  2. [Storage Device List]画面が表示されます。この画面で目的のストレージシステムを選択します。

    [図データ]

    ストレージシステムをクリックすると、以下の画面が表示されます。

    処理が進むと、<Service>の<Status>が[Starting]から[Ready (Normal)]に変わります。

    初回ログイン時は、ログイン画面が表示されるまでに約10分から20分かかります。

    [図データ]
    メモ

    上記画面が表示されたままで、ログインができない場合は、「3.22.7 Storage Device List操作時のトラブルシューティング」の項番5を参照して対処してください。

    Hitachi Device Manager - Storage Navigatorのログイン画面が表示されます。

  3. ログイン画面にて、[ユーザ名]にmaintenance、[パスワード]に「3.2.31 ストレージシステムとSVPのIPアドレスを設定する」で設定したパスワードを入力して[ログイン]をクリックします。

    [図データ]
    メモ

    パスワードの初期値は、raid-maintenanceです。

    Storage Navigatorメイン画面が表示されます。

    複数のStorage Navigatorにログインしている場合は、メイン画面に表示される装置製番で、目的のストレージシステムであることを確認してください。

    [図データ]

Webブラウザ上で動作するStorage Navigatorにログインする

前提条件

  • SVPとストレージシステムの電源がONになっていること。

  • SVPおよびストレージシステムのIPアドレスが設定済、かつ接続されていること。

  • ログインする目的のストレージシステムがサービスを開始していること。

    ストレージシステムのサービスが開始していない場合は、「3.20.24 ストレージシステム単位のサービスの開始」を参照してください。

操作手順

  1. 管理クライアントのWebブラウザを起動し、SVPのIPアドレスを入力します。

    http://[SVPのIPアドレス]

    ヒント

    SVPで使用するHTTPサービスのポート番号を初期値[80]から変更している場合、URLとして[SVPのIPアドレス]:[HTTPサービスのポート番号]を入力します。

    http://[SVPのIP アドレス]:[HTTPサービスのポート番号]

  2. [Storage Device List]画面が表示されます。この画面で目的のストレージシステムを選択します。

    [図データ]

    ストレージシステムをクリックすると、以下の画面が表示されます。

    処理が進むと、<Service>の<Status>が[Starting]から[Ready (Normal)]に変わります。

    初回ログイン時は、ログイン画面が表示されるまでに約10分から20分かかります。

    [図データ]
    メモ

    上記画面が表示されたままで、ログインができない場合は、「3.22.7 Storage Device List操作時のトラブルシューティング」の項番5を参照して対処してください。

    Hitachi Device Manager - Storage Navigatorのログイン画面が表示されます。

  3. ログイン画面にて、[ユーザ名]にmaintenance、[パスワード]に「3.2.31 ストレージシステムとSVPのIPアドレスを設定する」で設定したパスワードを入力して[ログイン]をクリックします。

    [図データ]
    メモ

    パスワードの初期値は、raid-maintenanceです。

    Storage Navigatorメイン画面が表示されます。

    複数のStorage Navigatorにログインしている場合は、メイン画面に表示される装置製番で、目的のストレージシステムであることを確認してください。

    [図データ]

(3) 実行するユーザに管理者権限がない場合のログイン手順

管理者権限を持たないユーザで管理クライアントにログインしている場合、次の手順に従って、Storage Navigatorにログインしてください。

前提条件

  • 管理クライアントとSVPのSSL通信でTLS1.2を有効にしていること。(Adobe AIRはTLS1.3をサポートしていません。)

  • Hitachi Device Manager-Storage Navigatorユーザーガイドの「実行するユーザに管理者権限がない場合の起動準備」を実施していること。

操作手順

  1. Storage Device Launcherからログイン画面を起動します。

    1. デスクトップのSDLauncher.batのショートカットを実行します。

      メモ

      セキュリティ警告や実行をブロックする画面が表示された場合は、そのまま実行しないでください。

      Hitachi Device Manager-Storage Navigatorユーザーガイドの「Storage Device Launcher実行ブロックの解除」を参照して、Storage Device Launcher実行のバッチファイルのプロパティを変更してから、再操作してください。

    2. SVPのIPアドレスまたはホスト名を入力します。

    3. HTTPSのポート番号”443”を指定します。

    4. [Connect]をクリックします。

    5. セキュリティに関する警告メッセージが表示されたときは、証明書の内容が正しいことを確認して、画面の操作に従ってください。

    6. Storage Navigatorのログイン画面が表示されます。

  2. ユーザ名とパスワードを入力します。

  3. [ログイン]をクリックします。

  4. [セキュリティ情報]画面が表示された場合は、[はい]をクリックします。

    ログインに成功すると、Storage Navigatorメイン画面が表示されます。