3.20.19 SVPへのストレージシステム追加登録
既存のSVPに管理対象のストレージシステムを追加したい場合は、ストレージシステムの追加登録が必要です。
- 注意
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VSP E590およびVSP E790の場合、Storage Device Listに、1台分のストレージシステムが登録されたSVPが納入されます。このStorage Device Listに、別のストレージシステムを登録できません。また別の装置を管理しているSVPのStorage Device Listへの移動もできません。
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インストール先のドライブの空き容量を、20GB以上確保してください。
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SVPに複数のストレージシステムを登録する場合、SVPソフトウェアをStorage Device Listに登録するイメージで、ストレージシステム毎にインストールします。SVPソフトウェアには、SVPソフトウェアのバージョンにより登録する順序があります(「3.1.14 Storage Device ListにSVPソフトウェアを登録する場合の注意事項」参照)。
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1台のSVPから同時に起動できるストレージシステムの台数は、SVPのハードウェアに依存します。「(1) SVPのハードウェア条件(VSP E590およびVSP E790以外)」に示すSVPのハードウェア条件を参照して、同時に起動できるストレージシステムの台数を確認してください。
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ストレージシステムを起動すると、SVP内で動作するプロセスに応じて、デスクトップヒープの消費量が増加します。「3.2.45 デスクトップヒープの指定値を変更する」を参照してデスクトップヒープとして使用するメモリ領域を確保してください。
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Storage Device ListにVSP Eシリーズを登録すると、ストレージ管理ソフトウェアのバージョンは93-で始まるバージョンに更新されます。93-で始まるバージョンは、RSA鍵交換の暗号スイートを無効化する機能をサポートしていません。このため、SVPのRSA鍵交換の暗号スイートを無効化することができません。VSP Eシリーズ専用のSVPとVSP Eシリーズ以外専用のSVPを個別に用意するか、または、RSA鍵交換の暗号スイートを無効化して使用するストレージシステム専用のSVPと、RSA鍵交換の暗号スイートを有効化したまま使用するストレージシステム専用のSVPを、個別に用意してください。
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追加するストレージシステムのファームウェアバージョン(XX-nn-mm-xx/xx 例: 93-02-01-xx/xx)によって手順が異なります。
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登録済みのストレージシステムのファームウェアバージョンより新しい場合
SVPファームウェアメディアを使用してセットアッププログラムを起動し、ストレージシステムを追加する。(SVPソフトウェアのインストールが必要です。)
設定方法は、「3.20.20 セットアッププログラムによるストレージシステム追加登録」を参照してください。
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登録済みのストレージシステムのファームウェアバージョンと同じ場合
Storage Device Listでストレージシステムを追加する。(SVPにインストール済みのSVPソフトウェアが利用できます。)
設定方法は、「3.20.21 Storage Device Listによるストレージシステム追加登録」を参照してください。
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登録済みのストレージシステムのファームウェアバージョンより古い場合
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「XX-nn」が異なる場合
SVPファームウェアメディアを使用してセットアッププログラムを起動し、ストレージシステムを追加する。(SVPソフトウェアのインストールが必要です。)
設定方法は、「3.20.20 セットアッププログラムによるストレージシステム追加登録」を参照してください。
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「XX-nn」が同じで「mm」が異なる場合
Storage Device Listでストレージシステムを追加する。(SVPにインストール済みのSVPソフトウェアが利用できます。)
設定方法は、「3.20.21 Storage Device Listによるストレージシステム追加登録」を参照してください。
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- メモ
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ファームウェアのバージョンは次に表示されます。
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追加するストレージシステムのファームウェアバージョン
SVPファームウェアメディアの「MAIN」
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登録済みのストレージシステムのファームウェアバージョン
Storage Navigatorのエクスプローラでストレージシステムを選択して表示する画面[ストレージシステム情報編集]の[ソフトウェアバージョン]の[Main]
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- 〈この項の構成〉