2.9.3 トラブルシューティング作業前の確認
トラブルシューティングに先立ち、下記のチェックシートに示す項目を確認してください。
項番 |
要因 |
確認項目 |
チェック欄 |
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1 |
ケーブルの接続不良 |
ストレージシステムやネットワーク周辺機器のケーブルが正しく接続されているか※1 |
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2 |
ストレージシステムや周辺機器にACが供給されているか |
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3 |
外部機器の誤動作 |
ストレージシステムがアクセスするサーバが正常に動作しているか※2 |
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4 |
ネットワークにトラブルが発生していないか※3 |
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5 |
ストレージシステムの設定不良 |
作業は正しく手順どおり行ったか※4 |
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6 |
パラメータに対する設定は正確か※5 |
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7 |
外部機器の設定不良 |
ストレージシステムがアクセスするサーバの設定は正確か※6 |
- 注※1
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ネットワークケーブル、FCケーブルのコネクタ抜けなど、単純な事象に起因するトラブルも多くあります。
- 注※2
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ストレージシステムは、複数の外部サーバと連動します。これらの外部サーバが正常に動作していることを確認してください。
- 注※3
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ネットワークに障害が発生するとストレージシステムにも影響が及びます。
- 注※4
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初期設定作業は、「付録A 初期設定作業」の手順に従って設定してください。初期構築作業は、「付録B 初期構築作業」の手順に従って構築してください。正しい手順で設定、構築しないとトラブルの原因となる場合があります。
- 注※5
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初期設定作業あるいは初期構築作業では、管理GUIのプルダウンメニューから適切な選択肢を選ぶ、あるいはパラメータの入力カラムに値を設定するなどの操作が多くあります。設定を誤るとトラブルにつながる場合もあります。
- 注※6
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ストレージシステムがアクセスするサーバのパラメータに不適切な選択肢を選んだり、誤った値を設定するとトラブルにつながる場合があります。また、ストレージシステムを使用するユーザを、NISサーバ、LDAPサーバへ登録する必要がある場合もあります。