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 システム管理者 クイックリファレンス


付録N.4 SMI-Sプロバイダの設定ファイルをアップロードする

背景

ユーザが作成したSMI-Sプロバイダの設定ファイルを使用して、SMI-S機能を制御できます。

前提条件

操作手順

  1. SVPでWindowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

  2. カレントディレクトリをツールが存在するディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

    cd /d C:¥Mapp¥wk¥Supervisor¥MappIniSet

    MappSmisConfUpload.bat△[ストレージシステムのシリアル番号]△[SMI-Sプロバイダの設定ファイルの(絶対パス)]

    △:半角スペース

    []内:引数

    ヒント

    C:¥Mapp:ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのインストールディレクトリを示します。

    「C:¥Mapp」以外をインストールディレクトリに指定した場合は、「C:¥Mapp」を、指定のインストールディレクトリに置き換えてください。

  3. 完了メッセージが表示されます。

  4. 「続行するには何かキーを押してください...」のメッセージが表示されます。任意のキーを入力します。

  5. コマンドプロンプトを閉じます。

    メモ

    設定ファイルの更新を反映するためには、SMI-Sプロバイダのサービスを起動する必要があります。

〈この項の構成〉

(1) SMI-Sプロバイダの設定ファイル

SMI-Sプロバイダの設定ファイルについて説明します。

array-setting-01.propertiesファイル

SMI-Sプロバイダのユーザ設定ファイルです。ファイル形式とファイル書式、およびユーザ設定ファイルで定義されるパラメータについて説明します。

ファイル形式

  • 形式:テキスト

  • 文字コード:ISO 8859-1

  • 行末記号:¥n、¥rまたは¥r¥n

  • コメント:#または!が最初の非空白文字として含まれる行

ファイル書式

# コメント行
パラメータ 1=パラメータ 1 の設定値
パラメータ 2=パラメータ 2 の設定値
# コメント行
    :
    :

ユーザ設定ファイルで定義されるパラメータ

パラメータ名

説明

ResourceGroup

SMI-Sプロバイダが使用できるリソースグループを指定します。

任意の設定項目です。設定されていない場合はデフォルトの設定となります。設定した場合は、VVolForSnapshotパラメータとPoolIDForSnapshotパラメータの設定が無効になります。

パラメータの詳細は「ResourceGroupパラメータ」を参照してください。

ResourceGroupパラメータ

SMI-Sプロバイダが使用できるリソースグループを指定します。

デフォルトでは、すべてのリソースグループが指定されます。

ResourceGroupパラメータの設定方法

次に示す<RangeOfResourceGroupID>と<SingleResourceGroupID>をコンマ(,)で連結して設定します。

  • <RangeOfResourceGroupID>:リソースグループIDの範囲を指定する。

  • <SingleResourceGroupID>:単一のリソースグループIDを指定する。

<RangeOfResourceGroupID>の書式

<Start ResourceGroupID>to<End ResourceGroupID>

  • <Start ResourceGroupID>:指定範囲の先頭のリソースグループID

  • <End ResourceGroupID>:指定範囲の最終のリソースグループID

<SingleResourceGroupID>の書式

<ResourceGroupID>

  • <ResourceGroupID>:指定するリソースグループID

設定例

ResourceGroup=1to2,4,6to8

この例では、次のどれかのリソースグループIDを持つリソースグループが利用されます。

  • 1から2まで

  • 4

  • 6から8まで