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 システム管理者 クイックリファレンス


付録N.1 SMI-S機能を使用するために準備する

背景

注意

VSP E990では、SVPソフトウェアバージョン93-02-01-xx/00以降で、SMI-S機能をサポートしています。

SMI-S機能を使用するためには、SVPが必要です。またStorage Navigatorのユーザの作成、および管理ソフトウェアからアクセス先のストレージシステムの指定が必要です。

指定してもアクセスできない場合は、ネットワーク環境とアクセス先を確認してください。ネットワーク環境に問題がなく、アクセス先にも誤りがないにも関わらずアクセスできない場合は、弊社にお問い合わせください。

SVPソフトウェアバージョンごとに、SMI-S機能がサポートしているTLSバージョンを下記に示します。

SVPソフトウェアバージョン

TLSバージョン

TLS1.2未満

TLS1.2

93-01-01-xx/xx以降(VSP E990)

×

88-03-01-xx/00以降(VSP G130, G150, G350, G370, G700, G900およびVSP F350, F370, F700, F900)

×

93-02-01-xx/00以降(VSP E990)

×

SVPソフトウェアバージョンは、Storage Device Listの画面で、ストレージシステムごとに表示されている[S/W Version]です。

出荷時期によっては、SMI-S証明書の期限が切れているケースがあります。その場合はSMI-S機能を使用することができないため、「付録N.2 SMI-Sプロバイダへ署名付き証明書をアップロードする」を参照し、証明書を更新してください。

操作手順

  1. 管理ソフトウェアで使用するStorage Navigatorのユーザを作成します。

    ユーザーがフルアクセス権限でSMI-S機能へアクセスする場合は、次のロールが割り当てられている必要があります。

    • ストレージ管理者(初期設定)

    • ストレージ管理者(システムリソース管理)

    • ストレージ管理者(プロビジョニング)

    • ストレージ管理者(パフォーマンス管理)

    • ストレージ管理者(ローカルバックアップ管理)

    • ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)

    ユーザーがリードオンリー権限でSMI-S機能へアクセスする場合は、次のロールが割り当てられている必要があります。

    • ストレージ管理者(参照)

  2. 管理ソフトウェアからアクセス先のストレージシステムを指定します。

    • IPアドレス:SVPのIPアドレスを指定してください。

    • プロトコル:HTTPSを指定してください。

    • ポート:5989を指定してください。

      メモ

      SVPソフトウェアバージョンにより、使用するポート番号の割り当て方法が異なります。

      指定するポート番号については、「付録M SVPで使用するポート番号の変更・初期化」を参照してください。なお、SMI-Sが使用するポート番号は、ストレージシステムごとに異なります。

    • ネームスペース:root/hitachi/smisまたはinteropを指定してください。