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 システム管理者 クイックリファレンス


付録M.1 SVPで使用するポート番号を変更する

背景

SVPで使用するポート番号を任意のポート番号に変更します。変更に伴い、SVPが使用するサービスは再起動されます。

自動割り振りの設定を変更したい場合は、N.4以降を参照してください。

ヒント

前提条件

操作手順

  1. SVPでWindowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。

  2. カレントディレクトリをツールが存在するディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。

    cd /d C:\Mapp\wk\Supervisor\MappIniSet

    MappSetPortEdit.bat△[ポート番号キー名]△ [ポート番号]

    △:半角スペース

    []内:引数

    ヒント

    C:\Mapp:ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのインストールディレクトリを示します。

    「C:\Mapp」以外をインストールディレクトリに指定した場合は、「C:\Mapp」を、指定のインストールディレクトリに置き換えてください。

    「ポート番号キー名」と「ポート番号の初期値」は次のとおりです。

    ポート番号キー名

    プロトコル

    ポート番号の初期値

    ポート番号変更可否

    MAPPWebServer

    HTTP

    80

    MAPPWebServerHttps

    HTTPS

    443

    RMIClassLoader

    RMI

    51099

    RMIClassLoaderHttps

    RMI(SSL)

    5443

    RMIIFRegist

    RMI

    1099

    PreRMIServer※1

    RMI

    自動割り振り

    DKCManPrivate

    RMI

    11099

    SLP

    SLP

    427

    SMIS_CIMOM※1

    SMI-S

    自動割り振り

    CommonJettyStart

    HTTP

    8080

    CommonJettyStop

    HTTP

    8210

    RestAPIServerStart

    HTTP

    9080

    RestAPIServerStop

    HTTP

    9210

    RestAPIClientStart※2

    UDP

    36000

    RestAPIClientEnd※2

    UDP

    37000

    DeviceJettyStart※1

    HTTP

    自動割り振り

    DeviceJettyStop※1

    HTTP

    自動割り振り

    注※1

    ストレージシステムごとに割り振られます。

    注※2

    指定した範囲(36000~37000)で処理に必要なポート番号のみが随時、採番され、使用されます。

    メモ
    • ポート番号の有効範囲は「1~65535」です。他サービスで使用中のポート番号と競合しないように設定してください。

    • 1~1023のポート番号は他アプリケーションで予約済みのポート番号のため、推奨しません。1~1023の番号に変更して問題が起きた場合は、1024以降のポート番号に変更してください。ただし、1024以降でも、2049、4045、および6000のポート番号は、MAPPWebServerとMAPPWebServerHttpsに使用できません。

    • コマンド入力パラメータ「[ポート番号キー名]△[ポート番号]」は、複数指定できます。

      △:半角スペース

      (例)MappSetPortEdit.bat MAPPWebServer 81 MAPPWebServerHttps 444

    • SVPで使用するポート番号の管理ファイルは次のファイルです。

      <ツールが存在するディレクトリ>\mpprt\cnf\mappsetportset.properties

      (例:C:\Mapp\wk\Supervisor\mappiniset\mpprt\cnf\mappsetportset.properties

    • ポート番号の管理ファイルは、参照のみで変更はしないでください。 変更(または初期化)コマンド実行時は、ポート番号の管理ファイルを閉じてください。

    • SVPで使用するポート番号は、「付録M.8 SVPで使用されるポート番号の参照」に記載された手順で確認してください。

    • サービス再起動メッセージに続けて、完了メッセージが表示されます。

    • [ポート番号キー名]のみ、大文字・小文字の区別が必要です。

  3. サービス再起動メッセージに続けて、完了メッセージが表示されます。

  4. 「続行するには何かキーを押してください...」のメッセージが表示されます。任意のキーを入力します。

  5. 付録M.8 SVPで使用されるポート番号の参照」を参照して変更内容を確認します。

    メモ

    間違えて設定した場合は、再度手順1から設定してください。

  6. コマンドプロンプトを閉じます。