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 システム管理者 クイックリファレンス


付録E.1 ドライブ管理(Storage Navigator編)

Storage Navigatorからスペアドライブの割り当てや、パリティグループ、LDEVの作成、LUNパスの割り当てをする手順を説明します。また、タスクの状態を確認する方法も説明します。

〈この項の構成〉

(1) スペアドライブの割り当てと削除

操作手順

  1. Storage Navigatorメイン画面の[ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択し、表示します。

  2. [ドライブ]タブをクリックします。

    [図データ]
  3. [スペアドライブ割当て]をクリックします。

  4. [スペアドライブ割り当て]画面が表示されます。

    • 割り当てる場合:

      [利用可能なドライブ]リストからドライブを選択し、[追加]をクリックします。[選択したスペアドライブ]に追加されます。[完了]をクリックします。

    • 削除する場合:

      [選択したスペアドライブ]リストからドライブを選択し、[削除]をクリックします。[利用可能なドライブ]に追加されます。[完了]をクリックします。

      削除されたスペアドライブはストレージシステムで空き領域として使えるようになります。

    [図データ]
  5. 確認画面が表示されます。内容を確認し、タスク名を指定後、[適用]をクリックします。

(2) パリティグループの作成

操作手順

  1. Storage Navigatorメイン画面の[ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択します。

  2. [パリティグループ]タブの[パリティグループ作成]をクリックします。

    [図データ]
  3. [ドライブタイプ/RPM/容量]と[RAIDレベル]と[パリティグループ数]で作成したいパリティグループ数を入力し[追加]をクリックします。[完了]をクリックします。

    [図データ]
  4. 確認画面が表示されます。内容を確認し、タスク名を指定後、[適用]をクリックします。

(3) パリティグループの削除

背景

指定したパリティグループ内に論理デバイスが定義されている場合でもパリティグループの削除ができます。

注意

この操作を実行すると論理デバイスが削除されるため、ユーザデータを消失します。必要に応じてユーザデータをバックアップしてから作業を進めてください。

操作手順

  1. Storage Navigatorメイン画面の[ストレージシステム]ツリーから[パリティグループ]を選択します。

  2. [パリティグループ]タブをクリックします。

  3. 削除するパリティグループをチェックし、[他のタスク]-[パリティグループ削除]を選択します。

    [図データ]
  4. 確認画面が表示されます。内容を確認し、タスク名を指定後、[適用]をクリックします。

(4) LDEVの作成

操作手順

  1. Storage Navigatorメイン画面の[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。

  2. [LDEV]タブの[LDEV作成]をクリックします。

    [図データ]
  3. [ドライブタイプ/RPM]と[RAIDレベル]を選択して[フリースペース選択]をクリックします。

    [図データ]
    ヒント

    [オプション]をクリックすると、LDEVの詳細情報を設定できます。

  4. [利用可能なフリースペース]からLDEVを作成するパリティグループを選択して[OK]をクリックします。

    [図データ]
  5. [LDEV容量]、[フリースペース内LDEV数]、[LDEV名]の[固定文字]、および[LDEV名]の[開始番号]を入力して[追加]をクリックします。[選択したLDEV]を確認して[次へ]をクリックします。

    [図データ]
  6. クイックフォーマットに関する警告メッセージが表示されます。[OK]をクリックします。

    [図データ]
  7. 確認画面が表示されます。内容を確認し、タスク名を指定後、[適用]をクリックします。

    メモ

    プールを作成する場合、システム構築ガイド の「7.4 Dynamic Provisioningのプールを作成する(プールボリュームを自動で選択する場合)」を参照してください。

(5) LDEVをLUNパスに割り当て

背景

ホストで、設定した構成で論理デバイスが使えるように、論理デバイスにポートIDとホストグループ/iSCSI Targetをマッピング設定します。マッピング設定は、I/O実行中に既存のマッピング設定で変更することができます。

メモ

ストレージシステムとホスト間でのFibre Channelインターフェース接続時、ホストによって論理デバイス0がストレージシステムに作成されていないと、ストレージシステムの論理デバイスが認識されないことがあります。その場合は、論理デバイス0を作成するか、論理デバイスをホストグループ0にマッピングしてください。

操作手順

  1. Storage Navigatorメイン画面の[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。

    [図データ]
  2. [LDEV]タブの[LUNパス追加]をクリックします。

  3. [LDEV選択]画面が表示されます。[利用可能なLDEV]リストからLDEVを選択し、[追加]をクリックします。[選択したLDEV]に追加されます。ホストグループを選択するために[次へ]をクリックします。

    [図データ]
  4. [ホストグループ/iSCSIターゲット選択]画面が表示されます。追加したいホストグループ、またはiSCSIターゲットを選択し、[追加]をクリックします。LUNパスを追加するために[次へ]をクリックします。

    [図データ]
  5. [LUNパス追加]画面が表示されます。内容を確認し[完了]をクリックします。

    [図データ]
  6. 確認画面が表示されます。内容を確認し、タスク名を指定後、[適用]をクリックします。

(6) LDEVのフォーマット

背景

注意

この操作を実行するとユーザデータを消失します。必要に応じてユーザデータをバックアップしてから作業を進めてください。

操作手順

  1. Storage Navigatorメイン画面の[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。

  2. [LDEV]タブを表示します。フォーマットしたい論理デバイスをチェックします。

  3. [他のタスク]-[LDEVフォーマット]をクリックします。

    [図データ]
  4. [フォーマットタイプ]を指定し、[完了]をクリックします。

    [図データ]
  5. 確認画面が表示されます。内容を確認し、タスク名を指定後、[適用]をクリックします。指定した論理デバイスがフォーマットされます。この時点で、この論理デバイスはホストから認識可能になります。

  6. フォーマットが開始されると、バックグラウンドで実行している論理デバイスフォーマットの進捗状況が論理デバイスの[状態]に表示されます。ストレージシステムの状態を最新の情報で取得し、パーセンテージを更新するために[更新]ボタンをクリックしてください。

(7) LDEVの削除

背景

注意

この操作を実行すると論理デバイスが削除されるため、ユーザデータを消失します。必要に応じてユーザデータをバックアップしてから作業を進めてください。

操作手順

  1. Storage Navigatorメイン画面の[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。

  2. [LDEV]タブを表示します。

  3. 削除したい論理デバイスをチェックします。[他のタスク]-[LDEV削除]をクリックします。

    [図データ]
  4. 確認画面が表示されます。内容を確認し、タスク名を指定後、[適用]をクリックします。

  5. 削除してもよいかを尋ねるメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。

(8) LDEVからのLUNパス削除

操作手順

  1. Storage Navigatorメイン画面の[ストレージシステム]ツリーから[論理デバイス]を選択します。

  2. [LDEV]タブを表示します。

  3. LUNパスを削除したいLDEVをチェックします。[他のタスク]-[LUNパス削除]をクリックします。

    [図データ]
  4. [選択したLUNパス]に削除するLUNパスが表示されていることを確認します。[次へ]をクリックします。

    [図データ]
  5. 確認画面が表示されます。内容を確認し、タスク名を指定後、[適用]をクリックします。

  6. 削除してもよいかを尋ねるメッセージが表示されます。[OK]をクリックします。

(9) タスクの状態確認

操作手順

  1. Storage Navigatorメイン画面の[ストレージシステム]ツリーから[タスク]を選択します。

  2. [タスク]タブを表示します。

    [図データ]

    ストレージシステムに対するタスクの一覧が表示されます。

    表示される最大のタスク件数は、完了/失敗が256 件、実行中/実行待ち/一時中断が128 件、合わせて384 件です。

    サマリ

    項目

    説明

    完了

    完了したタスクの数が表示されます。

    実行中

    実行中のタスクの数が表示されます。

    実行待ち

    実行待ちのタスクの数が表示されます。

    一時中断

    一時中断したタスクの数が表示されます。

    失敗

    エラーが発生したタスクの数が表示されます。

    [タスク]タブ

    項目

    説明

    タスク名

    タスク実行時にユーザが入力したタスク名。タスクを実行したユーザがクリックすると、そのタスクの詳細が表示されます。

    状態

    タスクの状態。タスクを実行したユーザがクリックすると、タスクの状態やエラーの詳細が表示されます。

    • [図データ][完了]または[完了(開始指示)]:タスクが正常終了したことを示します。

    • [図データ][実行中]:タスクが実行中であることを示します。

    • [図データ][実行待ち]:タスクが実行待ちであることを示します。

    • [図データ][一時中断]:タスクが一時中断していることを示します。

    • [図データ][失敗]:タスクが異常終了したことを示します。

    タスクタイプ

    タスクの一般的な名称が表示されます。

    ユーザ名

    タスクを実行したユーザ名が表示されます。

    実行時刻

    タスクが受け付けられた日時(24時間表記)が表示されます。

    開始時刻

    タスクの実行が開始された日時(24時間表記)が表示されます。

    空白は、タスクが開始されていないことを示します。

    終了時刻

    タスクが終了した日時(24時間表記)が表示されます。

    空白は、タスクが終了していないことを示します。

    自動削除

    • [有効]:タスクが完了し画面の表示件数に達すると、自動的に削除されるタスクであることを示します。

    • [無効]:ユーザが削除するまで、タスクが画面に表示されます。 状態が失敗のタスクは、自動削除が無効になります。

    [タスク中断]ボタン

    選択したタスクを一時中断し、順番が来ても実行されないようにします。実行待ちのタスクだけ一時中断できます。

    [タスク再開]ボタン

    選択したタスクを実行待ちの状態に戻します。

    [タスク削除]ボタン

    選択したタスクを画面から削除します。

    • 実行待ちのタスクを削除すると、タスクはキャンセルされます。

    • エラーが発生したタスクや中断したタスクを画面から削除できます。

    • 自動削除を有効にした場合、画面の表示最大件数に達しているときに、新たなタスクを実行すると、古いタスクから順に自動的に削除されます。

    • 実行中のタスクは削除できません。

    [タスク自動削除無効]

    選択したタスクが完了したあと、自動的に削除されないように設定します。

    [タスク自動削除有効]

    選択したタスクが完了し画面の表示最大件数に達すると、古い順に自動的に削除されるように設定します。

    [テーブル情報出力]

    テーブル情報を出力させる画面が表示されます。

    注※

    [他のタスク]をクリックすると表示されます。

  3. 該当するタスクの情報を確認します。

    タスク名のリンクをクリックすると、詳細な情報を確認できます。