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 システム管理者 クイックリファレンス


3.20.21 Storage Device Listによるストレージシステム追加登録

背景

Storage Device Listを使用してSVPにストレージシステムを登録します。

注意

次の条件の場合は、「3.20.20 セットアッププログラムによるストレージシステム追加登録」に従ってください。次の条件の場合に、Storage Device Listを使用して、SVPにストレージシステムを追加登録すると、ストレージシステムが正しく動作しないことがあります。

  • 追加登録するストレージシステムのファームウェア※1が、SVPに登録済のストレージシステムのファームウェア※2のバージョンより新しい場合

注※1

追加登録するストレージシステムのファームウェアバージョンは、SVPファームウェアメディアに記載されている「MAIN」で確認できます。

注※2

SVPに登録済のストレージシステムのファームウェアバージョンは、Storage Navigatorのエクスプローラでストレージシステムを選択して表示する画面[ストレージシステム情報編集]の[ソフトウェアバージョン]の[Main]で確認できます。

メモ

ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアの更新が完了していない状態で、この手順を使用してストレージシステムを登録すると、ストレージシステムが正常に動作しない場合があります。

この手順実施前に必ず「3.19.1 ストレージ管理ソフトウェア、SVPソフトウェア、ファームウェアの更新」の手順でストレージ管理ソフトウェアの更新を実行してください。

ヒント

管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、ストレージシステムの登録を行うこともできます。リモートデスクトップ接続を行う場合は、「付録L 管理クライアントからSVPへの接続方法」を参照してください。

前提条件

操作手順

  1. SVPのWindowsの[スタート]メニューから、[Hitachi Device Manager-Storage Navigator]-[Storage Device List]を右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。

    ヒント

    SVPデスクトップ上の[Open StorageDeviceList]アイコンを右クリックして、[管理者として実行]を選択することでもStorage Device Listを起動できます。

  2. [Storage Device List]画面が表示されます。[+]ボタンをクリックします。

    [図データ]
  3. [Add System]画面が表示されます。次の表に従い各設定項目を入力して、[Apply]をクリックします。

    [図データ]

    項目

    内容

    Software Selection

    [Browse]をクリックして、SVPファームウェアメディアの内容をコピーしたインストール作業用フォルダ内のSoftware\productname.infを指定し、インストール情報を取得します。

    System Selection

    ストレージシステム情報の入力方法を選択します。

    • [Auto Discovery](デフォルト選択):ストレージシステム情報を自動で取得します。

    • [Manual]※1:ストレージシステム情報を手動で設定します。

    CTL1, CTL2※2

    maintenance utilityのネットワーク画面のCTL1とCTL2のIPアドレスを指定します。IPアドレスの代わりにDNSサーバに登録したホスト名でも指定できます。

    ホスト名で指定する場合は、[Identifier]を選択し、DNSサーバに登録したホスト名を入力してください。なお、CTL1とCTL2に同じホスト名を指定できません。

    SVPのWindowsに対する設定も必要です。[コントロールパネル]からDNSサフィックスを追加する画面を表示して、CTL1、CTL2に設定するホストのドメイン名を追加してください(「(23) DNSサフィックスの設定」参照)。

    注意事項:ホスト名で指定する場合は、次のバージョンが印字されたSVPファームウェアメディアを使用してください。
    • 93-の場合:93-02-01-xx/xx以降

    • 88-の場合:88-06-01-xx/xx以降

    上記より古いバージョンのSVPファームウェアメディアを使用しても、[Identifier]が表示されることがあります。ここでホスト名を指定すると、ストレージシステムのサービスの起動が失敗します。

    System Name

    ストレージシステムの表示名を設定します。

    入力できる文字数は、半角文字で180文字までです。

    Description

    ストレージシステムの説明を設定します。Descriptionは、任意の項目です。

    入力できる文字数は、半角文字で180文字までです。

    User Name

    ストレージシステムのユーザ名を入力します。

    Password

    ストレージシステムのパスワードを入力します。

    追加と同時にサービス起動を行わない ※3 ※4

    ストレージシステムを追加するのと同時にサービス起動するかどうかを選択します。

    (デフォルトはチェックなし)

    注※1

    保守員が手動で設定します。

    ユーザは[Manual]を選択して設定しないでください。

    注※2
    SVPファームウェアメディアに印字されたバージョンが下記より古い場合、ストレージ管理ソフトウェアでは、「IP Address(CTL1), IP Address(CTL2)」と表示されます。これらのバージョンでは、ホスト名による接続先の指定はできません。
    • 93-02-01-xx/xx

    • 88-06-01-xx/xx

    注※3

    複数台のストレージシステムを登録する場合は、このチェックボックスにチェックを入れて、追加と同時にサービスが開始されないように設定することを推奨します。

    SVPの再起動時にストレージシステムのサービスを自動で開始させるための設定は、「3.20.22 Storage Device Listからストレージシステム情報を変更」を参照してください。

    注※4

    「(1) セットアッププログラムによるストレージシステム追加登録」と異なり、このチェックボックスをチェックしても、Storage Device Listから起動される[Edit System]画面の[SVP再起動時に自動でサービスを開始する]のチェックに影響を与えません。

    (デフォルトでは、チェックが入っていますが、他のストレージシステムのバージョンや設定状態によって消えている場合もあります。詳細は、「3.20.22 Storage Device Listからストレージシステム情報を変更」を参照してください。)

    なお、ストレージシステムのサービスが起動されないと、エクスポートツール(ExportTool)は使用できません。

  4. 確認画面が表示されます。[Close]をクリックします。

    登録されたストレージシステムがStorage Device Listに表示されます。

    [図データ]
    ヒント

    登録したストレージシステムを操作する場合は、「3.20.24 ストレージシステム単位のサービスの開始」を実施してください。