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 システム管理者 クイックリファレンス


3.2.43 デスクトップヒープの指定値を手動で変更する

背景

デスクトップヒープの指定値を手動で変更します。

ヒント

管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、SVPを操作することもできます。リモートデスクトップ接続を行う場合は、「付録L 管理クライアントからSVPへの接続方法」を参照してください。

操作手順

  1. SVPでWindowsの[スタート]メニューから、[プログラムとファイルの検索]にregedit.exeを入力し、管理者権限で起動します。

  2. 以下に従いデスクトップヒープの指定値を変更してください。

    • レジストリキー

      HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Session Manager\SubSystems

    • レジストリ値

      Windows

    • %SystemRoot%\system32\csrss.exe ObjectDirectory=\Windows SharedSection=1024,20480,768 Windows=On SubSystemType=Windows ServerDll=basesrv,1 ServerDll=winsrv:UserServerDllInitialization,3 ServerDll=winsrv:ConServerDllInitialization,2 ServerDll=sxssrv,4 ProfileControl=Off MaxRequestThreads=16

    変更するパラメータは、SharedSectionの3番目のパラメータ(上記では「768」)を変更してください。

    このパラメータが768の場合は,システムは各デスクトップに対して768KBのヒープを割り当てます。

    3番目のパラメータが省略されている場合は,2番目の値(20,480KB)を割り当てます。

    以下の計算式を参照して指定値を決定してください。

    計算式

    現在設定されているデスクトップヒープの指定値+100×同時にサービスを開始するストレージシステムの台数(単位:KB)

    メモ

    Windowsのデスクトップヒープ値のデフォルト値は768KBです。

  3. SVPを再起動してください(「3.18.3 SVPを再起動する」参照)。

    管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続してSVPを再起動すると、リモートデスクトップ接続が切断します。