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 システム管理者 クイックリファレンス


3.2.39 インストール作業手順

背景

次の手順に従ってストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアをインストールしてください。所要時間は10分程度です。

ヒント

管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのインストールをすることもできます。リモートデスクトップ接続を行う場合は、「付録L 管理クライアントからSVPへの接続方法」を参照してください。また、SVPにDVDドライブが搭載されていない場合は、リモートデスクトップ接続のオプションにより管理クライアントのDVDドライブを使用してください。

注意
  • ネットワークドライブ配下のフォルダを、インストール先として指定しないでください。

    ネットワークドライブ配下のフォルダにインストールすると、サービスが正常に起動しません。

  • インストール先のドライブの空き容量を、20GB以上確保してください。

注意
  • SVPに複数のストレージシステムを登録する場合、SVPソフトウェアをStorage Device Listに登録するイメージで、ストレージシステム毎にインストールします。SVPソフトウェアには、SVPソフトウェアのバージョンにより登録する順序があります(「3.1.15 Storage Device ListにSVPソフトウェアを登録する場合の注意事項」参照)。

  • SVPに、SSL通信の証明書ファイルがインストールされている場合の注意事項を示します。

  • 下記に示すバージョン未満のストレージ管理ソフトウェアを、それ以降のバージョンに更新すると、既存の証明書ファイルは削除され、デフォルトの証明書ファイルに置換されます。

    • 88-01-02-x0/00

    • 88-03-01-x0/00

    • 88-03-04-x0/00

このため、ストレージ管理ソフトウェアを更新する前に、証明書ファイルをバックアップし、更新の完了後に、バックアップした証明書ファイルを再度インストールしてください。

証明書の確認方法は「3.3.13 SVPと管理クライアント間のSSL通信の証明書の確認(Internet Explorer)」または「3.3.14 SVPと管理クライアント間のSSL通信の証明書の確認(Google Chrome)」を参照してください。

なお、88-03-25-x0/00以降のストレージ管理ソフトウェアを、それ以降のバージョンに更新した場合、証明書ファイルは引き継がれます。

操作手順

  1. 本製品に同梱されたSVPファームウェアメディアを、SVPのDVDドライブに挿入します。

    メモ

    SVPファームウェアメディアを使用後、DVDドライブからメディアを取り出して保管してください。

  2. ドライブ直下のSetup.exeを右クリックし、[管理者として実行]をクリックします。

  3. 使用する言語を選択し、[次へ]をクリックします。

    [図データ]
    ヒント

    2回目以降、この画面は表示されません。

    インストール準備中画面が表示されます。準備が完了するまでお待ちください。

    [図データ]

  4. 準備が完了したら、Install Shield画面が表示されます。[次へ]をクリックします。

    [図データ]
  5. OSS(Open Source Software)の使用許諾の確認画面が表示されます。

    [使用許諾契約の全条項に同意します]を選択し、[次へ]をクリックします。

    [図データ]
    メモ

    “21443-200049”のメッセージが表示された場合は、「はい」をクリックしてください。

    本メッセージは、SVPソフトウェアバージョンが88-03-05-x0/00、または88-03-22-x0/00の場合、Java8からJava11にupdateする際に表示されます。

  6. ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアをインストールするディレクトリを選択し、[OK]をクリックします。任意のディレクトリを指定してください。デフォルトは、「C:\Mapp」です。

    ディレクトリをデフォルトから変更する場合、ドライブ直下(例:C:\)を指定しないでください。また、指定できるディレクトリの文字は、半角英数字、'-'(ハイフン)、 '_'(アンダーバー)です。パスの文字数は22文字までです。

    [図データ]
    ヒント

    同じSVPファームウェアメディアを使用してインストールしている場合、2回目以降、この画面は表示されません。

    メモ
    • ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのインストールドライブに関する確認メッセージが表示されます。内容を確認し、[OK]をクリックしてください。

      [図データ]
    • 以下の場合は、スキップの確認メッセージが表示されるので[Yes]をクリックしてください。

      • SVPファームウェアメディアからインストールするApache、Perl、OpenSSL、PuTTYのバージョンが、SVPにインストール済のバージョンと同じ場合

      • SVPファームウェアメディアからインストールするFlash、Java(Client)のバージョンが、SVPにインストール済のバージョンと同じか、新しい場合

        [図データ]
      メモ
      インストールメディアが以下の場合、Flash Playerはインストールされません。
      • 93-で始まるインストールメディア:93-02-03-x0/00 以降

      • 88-で始まるインストールメディア:88-06-03-x0/00以降

    • SVPファームウェアメディアがインストールするOSSの対象バージョンより古いバージョンがインストールされている場合は、アップデートの確認メッセージが表示されるので[Yes]をクリックしてください。

      [図データ]
    • 別途RAID Managerをインストールしている場合は、ストレージ管理ソフトウェア同梱のRAID Managerでの更新メッセージ“21443-200032” が表示されます。

      RAID Managerをインストールしていない、またはインストールしたフォルダ(HORCMフォルダ)をリネームしている場合は表示されません。

      更新する場合は、RAID Managerの使用を終了した後、[Yes]ボタンをクリックしてください。[No]ボタンをクリックするとRAID Managerのバージョンは維持されます。

      複数のRAID Managerをインストールしている場合は、もっとも順番が前のドライブレターのドライブにインストールしているRAID Managerが更新対象となります。

      [図データ]
    • セキュリティ警告の画面が表示される場合は、[アクセスを許可する]をクリックしてください。

      [図データ]

    インストール中は、以下の画面が表示されます。

    ファイル解凍中

    [図データ]

    ファイルコピー中

    [図データ]
  7. 完了メッセージが表示されます。

    [設定済みです。ソフトウェアのインストールおよび更新を継続します。]を選択し、[完了]をクリックします。

    [図データ]
    メモ
    • [設定済みです。後でソフトウェアのインストールおよび更新を実施します。]は、ここでは選択しないでください。手順8のEnvironmental Settingsツールが起動しません。

    • ポート番号、Firewall、アンチウィルスソフトを設定する場合は、[未設定です。後で設定してからソフトウェアのインストールおよび更新を実施します。]を選択してください。設定後、再度手順1から実施してください。

    • 設定完了後に、SVPを再起動することで、Storage Navigatorの操作ができるようになります。

  8. ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのインストールが完了すると、Environmental Settingsツールが起動し、しばらくするとSVPのIPアドレス入力画面が表示されます。

    [図データ]
    • 管理対象のストレージシステムの電源がONの場合、「3.2.40 管理サーバ(SVP)にストレージシステムを登録する」へ進んでください。

    • 管理対象のストレージシステムの電源がOFFの場合は、[Cancel]をクリックして一旦終了し、ストレージシステムの電源をONしたあと、再度手順1から実施してください。