付録M.1 SVPで使用するポート番号を変更する
背景
SVPで使用するポート番号を任意のポート番号に変更します。変更に伴い、SVPが使用するサービスは再起動されます。
自動割り振りの設定を変更したい場合は、N.4以降を参照してください。
- ヒント
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SVPソフトウェアが、ポート番号の変更をサポートしていないバージョンの場合、ポート番号の変更操作がエラーとなります。 登録したストレージシステムのSVPソフトウェアを更新してください(「3.19.2 Storage Device Listを使用したSVPソフトウェアの更新」参照)。
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管理クライアントからSVPにリモートデスクトップ接続して、SVPを操作することもできます。リモートデスクトップ接続を行う場合は、「付録L 管理クライアントからSVPへの接続方法」を参照してください。
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前提条件
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Storage Navigatorをログアウトしていること。
操作手順
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SVPでWindowsのコマンドプロンプトを管理者権限で起動します。
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カレントディレクトリをツールが存在するディレクトリに移動し、次のコマンドを実行します。
cd /d C:\Mapp\wk\Supervisor\MappIniSet
MappSetPortEdit.bat△[ポート番号キー名]△ [ポート番号]
△:半角スペース
[]内:引数
- ヒント
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C:\Mapp:ストレージ管理ソフトウェア、およびSVPソフトウェアのインストールディレクトリを示します。
「C:\Mapp」以外をインストールディレクトリに指定した場合は、「C:\Mapp」を、指定のインストールディレクトリに置き換えてください。
「ポート番号キー名」と「ポート番号の初期値」は次のとおりです。
ポート番号キー名
プロトコル
ポート番号の初期値
ポート番号変更可否
MAPPWebServer
HTTP
80
可
MAPPWebServerHttps
HTTPS
443
可
RMIClassLoader
RMI
51099
可
RMIClassLoaderHttps
RMI(SSL)
5443
可
RMIIFRegist
RMI
1099
可
PreRMIServer※1
RMI
自動割り振り
可
DKCManPrivate
RMI
11099
可
SLP
SLP
427
可
SMIS_CIMOM※1
SMI-S
自動割り振り
可
CommonJettyStart
HTTP
8080
可
CommonJettyStop
HTTP
8210
可
RestAPIServerStart
HTTP
9080
可
RestAPIServerStop
HTTP
9210
可
RestAPIClientStart※2
UDP
36000
可
RestAPIClientEnd※2
UDP
37000
可
DeviceJettyStart※1
HTTP
自動割り振り
可
DeviceJettyStop※1
HTTP
自動割り振り
可
- 注※1
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ストレージシステムごとに割り振られます。
- 注※2
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指定した範囲(36000~37000)で処理に必要なポート番号のみが随時、採番され、使用されます。
- メモ
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ポート番号の有効範囲は「1~65535」です。他サービスで使用中のポート番号と競合しないように設定してください。
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1~1023のポート番号は他アプリケーションで予約済みのポート番号のため、推奨しません。1~1023の番号に変更して問題が起きた場合は、1024以降のポート番号に変更してください。ただし、1024以降でも、2049、4045、および6000のポート番号は、MAPPWebServerとMAPPWebServerHttpsに使用できません。
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コマンド入力パラメータ「[ポート番号キー名]△[ポート番号]」は、複数指定できます。
△:半角スペース
(例)MappSetPortEdit.bat MAPPWebServer 81 MAPPWebServerHttps 444
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SVPで使用するポート番号の管理ファイルは次のファイルです。
<ツールが存在するディレクトリ>\mpprt\cnf\mappsetportset.properties
(例:C:\Mapp\wk\Supervisor\mappiniset\mpprt\cnf\mappsetportset.properties)
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ポート番号の管理ファイルは、参照のみで変更はしないでください。 変更(または初期化)コマンド実行時は、ポート番号の管理ファイルを閉じてください。
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SVPで使用するポート番号は、「付録M.8 SVPで使用されるポート番号の参照」に記載された手順で確認してください。
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サービス再起動メッセージに続けて、完了メッセージが表示されます。
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[ポート番号キー名]のみ、大文字・小文字の区別が必要です。
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サービス再起動メッセージに続けて、完了メッセージが表示されます。
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「続行するには何かキーを押してください...」のメッセージが表示されます。任意のキーを入力します。
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「付録M.8 SVPで使用されるポート番号の参照」を参照して変更内容を確認します。
- メモ
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間違えて設定した場合は、再度手順1から設定してください。
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コマンドプロンプトを閉じます。