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 ボリュームミラーリング クイックリファレンス 


1.7.24 正しい仮想LDEV IDの値を設定する

仮想LDEV IDの値に誤りがある場合、正しい仮想LDEV IDの値に設定します。

障害回復の流れ

  1. 仮想LDEV IDを確認します。

    コマンド例:

    raidcom get ldev -ldev_id 0x1111 -fx -IH1
    (略)
    LDEV : 1111
    VIR_LDEV : 2222
    (略)
    
  2. 仮想LDEV IDを削除します。

    コマンド例:

    raidcom unmap resource -ldev_id 0x1111 -virtual_ldev_id 0x2222 -IH1

    手順1.のコマンド実行の結果で、VIR_LDEVffffの場合は、-virtual_ldev_idreserveを指定して削除してください。

    コマンド例:

    raidcom unmap resource -ldev_id 0x1111 -virtual_ldev_id reserve -IH1

    手順1.のコマンド実行の結果で、VIR_LDEVが表示されない場合は、-virtual_ldev_idにLDEV IDと同じものを指定して削除してください。

  3. 仮想LDEV IDが削除されていることを確認します。

    コマンド例:

    raidcom get ldev -ldev_id 0x1111 -fx -IH1
    (略)
    LDEV : 1111
    VIR_LDEV : fffe
    (略)
    

    VIR_LDEV : fffeは、仮想LDEV IDが削除されていることを示しています。

  4. 仮想LDEV IDにLDEV IDを設定します。

    LDEV IDと異なる仮想LDEV IDを設定して運用していた場合は、設定していた仮想LDEV IDを設定してください。

    コマンド例:

    raidcom map resource -ldev_id 0x1111 -virtual_ldev_id 0x1111 -IH1

    GAD予約を設定する場合は、-virtual_ldev_idreserveを指定してください。

    コマンド例:

    raidcom map resource -ldev_id 0x1111 -virtual_ldev_id reserve -IH1
  5. 仮想LDEV IDを確認します。

    コマンド例:

    raidcom get ldev -ldev_id 0x1111 -fx -IH1
    (略)
    LDEV : 1111
    (略)
    

    VIR_LDEVの情報は、LDEVの情報と同じ場合表示されません。