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 ボリュームミラーリング クイックリファレンス 


1.1.22 他のストレージシステムによるI/O停止の書き込みを検出しなかったときのサーバI/O

他のストレージシステムによるI/O停止の書き込みを5秒以内に検出しなかった場合、基本的には通信できない状態であることを書き込んだストレージシステムのボリュームがサーバからのI/Oを継続します。ただし、検出できなかったボリュームのペア状態とI/Oモードによって、I/Oが継続できるかどうかが異なります。

ペア状態がPAIRの場合

サーバからのI/Oを継続します。

ペア状態がINIT/COPYの場合

通信できない状態であることを書き込んだストレージシステムのボリュームがプライマリボリュームのときは、プライマリボリュームはサーバからのI/Oを継続します。セカンダリボリュームはI/Oは停止したままです。

ペアが中断している場合(ペア状態がPSUS、PSUE、SSWSまたはSSUS)

通信できない状態であることを書き込んだストレージシステムのボリュームのI/OモードがLocalのときは、サーバからのI/Oを継続します。I/OモードがBlockのボリュームのI/Oは、停止したままです。

なお、I/Oを受け付けない状態であることをQuorumディスクに書き込むはずだったストレージシステムのボリュームは、ストレージシステムの障害が発生しているか、Quorumディスクへアクセスできなくなっているため、サーバからのI/Oは継続しません。