2.10.3 ファイルおよびデータベースのリカバリ
Universal Replicatorは、ジャーナルボリュームを使って非同期にデータをコピーします。正サイトでの災害または障害の発生によってUniversal Replicatorペアを分割するとき、正サイトのジャーナルボリュームにある更新データが消失している場合、Universal Replicatorはセカンダリボリュームをプライマリボリュームに一致させることができないおそれがあります。このような場合に、ファイルおよびデータベースのリカバリを実行する必要があります。この手順は、コントロールユニットの障害によってアクセス不能となったデータボリュームを回復する手順と同じです。Universal Replicatorは、消失した更新データを検出したり検索したりするための手段は提供しません。消失した更新データを検出して回復するには、障害が発生したときに正サイトに保存されていたほかの情報(例えば、最新であることが確認されたデータベースログファイルなど)を使用する必要があります。
データの検出および検索には時間がかかるため、副サイトでアプリケーションが起動してから消失データの検出および検索が実行されるように、災害リカバリを計画する必要があります。
リモートコピーおよび災害リカバリ手順は複雑です。リカバリ手順については、お問い合わせ先にご相談ください。
- 〈この項の構成〉
(1) お問い合わせ先
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日立サポートサービス:http://www.hitachi-support.com/
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保守契約をされていないお客様は、担当営業窓口にお問い合わせください。