1.5.11 TrueCopyの最大ペア数の算出方法
作成できる最大ペア数は次の値から算出します。
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ペア作成に必要なビットマップエリア数
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ストレージシステムで使用できるビットマップエリアの総数
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ビットマップエリアの総数を次に示します。
VSP G150:3,712個
VSP G350およびVSP F350:36,000個
VSP G370、VSP F370、VSP G700、VSP F700、VSP G900、およびVSP F900:65,536個
VSP Eシリーズ:65,536個
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使用するビットマップエリア数は、TrueCopy、Universal Replicator、およびglobal-active deviceで共用です。そのため、これらのプロダクトを混在して運用する場合は、ストレージシステムのビットマップエリア総数から、それぞれのプロダクトの必要ビットマップエリア数を減算した後で、次の計算式でTrueCopy作成可能最大ペア数を算出してください。なお、それぞれのプロダクトの必要ビットマップエリア数の算出方法は、対応するユーザガイドを参照ください。
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同じボリュームをTrueCopyとUniversal Replicatorで共用する場合も、共用するボリュームが正副どちらであっても、ストレージシステムのビットマップエリア総数から、Universal Replicatorの必要ビットマップエリア数を減算したあとで、次の計算式でTrueCopy作成可能最大ペア数を算出してください。なお、Universal Replicatorの必要ビットマップエリア数の算出方法は、対応するユーザガイドを参照ください。
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作成可能な最大ペア数は、ストレージシステムのビットマップエリア総数と必要ビットマップエリア数を使用して、次の計算式で求めます。
作成可能最大ペア数=(↓(ストレージシステムのビットマップエリア総数 ÷ 必要ビットマップエリア数)↓)
計算式で「↓(計算式)↓」は切り下げを意味します。
TrueCopyの最大ペア数は、次のとおりです。
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VSP G150、VSP G350、およびVSP F350:16,384個
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VSP G370およびVSP F370:32,768個
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VSP G700およびVSP F700:49,152個
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VSP G900およびVSP F900:65,280個
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VSP E590:32,768個
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VSP E790:49,152個
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VSP E990:65,280個
RAID Managerを使用している場合は、コマンドデバイスまたは仮想コマンドデバイスを定義する必要があります。したがって、最大ペア数は次のとおりです。
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VSP G150、VSP G350、およびVSP F350:16,383個
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VSP G370およびVSP F370:32,767個
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VSP G700およびVSP F700:49,151個
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VSP G900およびVSP F900:65,279個
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VSP E590:32,767個
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VSP E790:49,151個
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VSP E990:65,279個
すでに求めた必要ビットマップエリア数と、次の表に示すストレージシステムのビットマップエリア数で計算します。ストレージシステムのビットマップエリア数は、TrueCopy用に増設したシェアドメモリの有無とモデルによって決定されます。
TrueCopy用のシェアドメモリの増設状況 |
ストレージシステムのビットマップエリア数 |
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VSP G150 |
VSP G350およびVSP F350 |
VSP G370およびVSP F370 |
VSP G700およびVSP F700 |
VSP G900およびVSP F900 |
VSP Eシリーズ |
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Base(増設シェアドメモリなし) |
3,712個 |
3,712個 |
36,000個 |
36,000個 |
65,536個 |
65,536個 |
増設あり |
- |
36,000個 |
65,536個 |
65,536個 |
65,536個 |
65,536個 |