2.5.7 Universal Replicatorのジャーナルにジャーナルボリュームを登録する
背景
ジャーナルボリュームは、形成コピー操作が実行される前に、ジャーナルに登録してください。クイックフォーマット中のボリュームはジャーナルに登録しないでください。クイックフォーマット中のボリュームをジャーナルに登録すると、クイックフォーマットの処理が完了しないおそれがあります。
前提条件
-
必要なロール:ストレージ管理者(リモートバックアップ管理)ロール
-
登録するボリュームが、Dynamic Provisioning仮想ボリュームであること。
Dynamic Provisioning仮想ボリュームの作成方法については、システム構築ガイドを参照してください。
-
ジャーナルが未使用であること。
-
ペア操作が実行中ではなく、ジャーナルのミラー状態がActive、Stopped、Hold、Holding、またはHold(Failure)であること。
-
RAID Managerの場合は、raidcom add journalコマンドを使用すること。
操作手順
-
次のどちらかの方法で、[ジャーナル]画面を表示します。
Hitachi Command Suiteを使用する場合:
-
[リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[ジャーナル]を選択します。
Storage Navigatorを使用する場合:
-
[ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[ジャーナル]を選択します。
-
-
[ジャーナル]からジャーナルボリュームを登録するジャーナルのチェックボックスを選択します。
-
[ジャーナルボリューム]タブを選択します。
-
次のどちらかの方法で[ジャーナルボリューム割り当て]画面を表示します。
-
[ジャーナルボリューム割り当て]をクリックします。
-
[アクション]メニューから[ジャーナル]-[ジャーナルボリューム割り当て]を選択します。
-
-
[未割り当てジャーナルボリューム]テーブルから、ジャーナルに割り当てるジャーナルボリュームのチェックボックスを選択して[追加]をクリックします。
選択したジャーナルボリュームが、[割り当て済みジャーナルボリューム]テーブルに追加されます。ジャーナルボリュームを[割り当て済みジャーナルボリューム]テーブルから削除したい場合は、そのジャーナルボリュームのチェックボックスを選択して[削除]をクリックします。
- 注意
-
-
割り当てられていたジャーナルボリュームをすべて入れ替えると、ジャーナルオプション情報が初期化されます。必要であればジャーナルオプション編集ウィザードでジャーナルオプションを設定してください。
-
一度でもジャーナルを使用した後に、そのジャーナルに登録したジャーナルボリュームを削除すると、そのジャーナルボリュームに割り当てられていたLDEVが閉塞します。閉塞したLDEVはフォーマットすることで、閉塞を解除できます。
-
- メモ
-
-
仮想ストレージマシン内のボリュームは、ジャーナルボリュームとして使用できません。
-
異なる仮想ストレージマシンのデータボリュームは、同じジャーナルに登録できません。ジャーナルにジャーナルボリュームを追加するときは、既存のジャーナルボリュームと同じ仮想ストレージマシン内のボリュームを追加してください。
-
-
[完了]をクリックします。
-
[設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。
-
[適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。
設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます。
- ヒント
-
ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。
-
[タスク]画面で、操作結果を確認します。
実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。