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 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.15.24 運用を開始する

サーバからGADペアのプライマリボリュームまたはセカンダリボリュームへ、2分程度I/Oを発行し続けます。

サーバがI/Oを発行すると、システム構成に関する情報が3台のストレージシステムへ通知されます。デルタリシンク用URペアの状態が、PSUEからPSUSに変わります。ミラーの状態はPJNSのままです。ペア状態とミラー状態を確認したら、障害を通知するSIMが発生していないことも確認します。

メモ

Storage Navigatorでペア状態を確認する場合は、[ファイル]メニューから[すべて更新]を選択し、Storage Navigatorに表示される情報を更新してから、ペア状態を確認してください。デルタリシンク用URペアの状態がHOLDINGからHOLDに変わります。

確認コマンド例

  1. GADの副サイトのストレージシステム操作用のインスタンスで、デルタリシンク用URペアの状態がPSUSであることを確認します。

    pairdisplay -g oraDELTA -fxce -IH1
    Group     PairVol(L/R)  (Port#,TID, LU),Seq#,  LDEV#.P/S,  Status,Fence, %,  P-LDEV#  M  CTG  JID  AP  EM  E-Seq#  E-LDEV#  R/W
    oraDELTA  dev3(L)       (CL1-A-1, 0, 1) 422222 4444. P-VOL PSUS   ASYNC ,0   6666     -  0    0    -   -   -       -       -/-
    oraDELTA  dev3(R)       (CL1-A-1, 0, 1) 444444 6666. S-VOL SSUS   ASYNC ,0   4444     -  0    0    -   -   -       -        -/-
  2. GADの副サイトのストレージシステム操作用のインスタンスで、デルタリシンク用URペアのジャーナルのミラー状態がPJNSであることを確認します。

    pairdisplay -g oraDELTA -v jnl -IH1
    JID  MU  CTG  JNLS  AP  U(%)  Q-Marker  Q-CNT  D-SZ(BLK)  Seq#   Num  LDEV#
    000  1   1    PJNS  4   21    43216fde  30     512345     62500  1    39321 
  3. 障害を通知するSIMが発生していないことを確認します。