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 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.13.17 ペアの削除に伴う関連ペアの自動削除とリモートコマンドデバイスの割り当て自動解除

ペアを削除すれば、デルタリシンクを用いる3DC構成から、デルタリシンクを用いない構成に変更できます。このとき、削除したペアに応じて関連するペアも自動的に削除され、リモートコマンドデバイスの割り当ても自動的に解除されます。

メモ

リモートコマンドデバイスと通信できない状態でペアを削除すると、リモートコマンドデバイスの割り当ては自動で解除されません。この場合は、「2.13.16 ミラーからリモートコマンドデバイスの割り当てを解除する」を参照し、手動でリモートコマンドデバイスの割り当てを解除してください。

メモ

ハードウェア障害発生時またはペア状態が障害サスペンドとなっているときにペアを削除すると、意図していないリモートコマンドデバイスまで割り当てが解除されるおそれがあります。このようなときにペアを削除した場合は、必要なリモートコマンドデバイスの割り当てが残っているかどうかを確認してください。意図していないリモートコマンドデバイスの割り当てが解除されていた場合は、リモートコマンドデバイスを設定しなおしてください。

削除したペアに応じて自動的に削除されるペアと自動的に割り当てが解除されるリモートコマンドデバイスを次に示します。

Universal Replicatorペアと連携しているすべてのTrueCopyペアを削除した場合

自動的に次のペアも削除され、リモートコマンドデバイスの割り当てが解除されます。Universal Replicatorだけを使う構成になります。

Universal Replicatorのミラーに設定されたリモートコマンドデバイスの割り当ては解除されません。

正サイトとUniversal Replicator副サイトの間のすべてのUniversal Replicatorペアを削除した場合

自動的に、次のペアも削除され、リモートコマンドデバイスの割り当てが解除されます。TrueCopyだけを使う構成になります。

すべてのリモートコマンドデバイスの割り当てが解除されます。

すべてのデルタリシンク用Universal Replicatorペアを削除した場合

自動的に、次のリモートコマンドデバイスの割り当てが解除されます。デルタリシンクを用いない3DCマルチターゲット構成になります。

Universal Replicatorのミラーに設定されたリモートコマンドデバイス、および正サイトとTrueCopy副サイトの間のミラーに設定されたリモートコマンドデバイスのうち正サイトにあるリモートコマンドデバイスの割り当ては解除されません。