Hitachi

 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.7.4 Universal Replicatorペア操作の履歴を確認する

背景

Storage Navigator[操作履歴]画面には、データボリュームペアの操作履歴が表示されます。例えば、データボリュームペアの作成日時や削除の日時が表示されます。

仮想ストレージマシン内のボリュームに対して、RAID ManagerUniversal Replicatorペアを操作した場合でも、[LDEV ID]にはVSP G150, G350, G370, G700, G900、VSP F350, F370, F700, F900およびVSP E990のLDEV IDが表示されます。

メモ

一度に1,000ペア以上を操作した場合は、操作履歴の一部が記録されないことがあります。

メモ

監査ログを使用して、Universal Replicatorペアの操作履歴を確認することもできます。詳細は、監査ログ リファレンスガイドを参照してください。

操作手順

  1. 次のどちらかの方法で、[レプリケーション]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[レプリケーションダッシュボード]を選択します。

    Storage Navigatorを使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]を選択します。

  2. 次のどちらかの方法で[操作履歴]画面を表示します。

    • [操作履歴参照]‐[リモートレプリケーション]をクリックします。

    • [アクション]メニューから[リモートレプリケーション]‐[操作履歴参照]を選択します。

  3. [コピータイプ]で[UR]を選択します。

    Universal Replicatorペアの操作履歴が表示されます。

    最新の操作履歴を最大で8,192件表示します。

[操作履歴]画面についてはTrueCopyユーザガイドを参照してください。

〈この項の構成〉

(1) [操作履歴]画面

[図データ]

情報設定エリア

項目

説明

コピータイプ

コピータイプを選択します。

  • TC

  • UR

  • GAD

[操作履歴]テーブル([TC]を選択した場合)

  • テーブル

    項目

    説明

    日時

    操作の日時が表示されます。

    ローカルストレージシステム

    ローカルストレージシステムのボリュームの情報が表示されます。

    • [LDEV ID]:ボリュームのLDEV IDが表示されます。

    • [プロビジョニングタイプ]:ボリュームのプロビジョニングタイプが表示されます。

    リモートストレージシステム

    リモートストレージシステムのボリュームの情報が表示されます。

    • [LDEV ID]:ボリュームのLDEV IDが表示されます。

    • [プロビジョニングタイプ]:ボリュームのプロビジョニングタイプが表示されます。

    説明

    操作の説明が表示されます。

    各操作の説明については、1.10.9 TrueCopy操作で[操作履歴]画面の[説明]に表示される文言を参照してください。

    コピー時間

    コピー時間が表示されます。

    [説明]が「Pair Add Complete」または「Pair Resync. Complete」以外の場合には[-]が表示されます。

    開始時刻

    操作の開始時刻が表示されます。

    [説明]が「Pair Add Complete」または「Pair Resync. Complete」以外の場合には[-]が表示されます。

  • ボタン

    項目

    説明

    テーブル情報出力

    テーブル情報を出力させる画面が表示されます。

[操作履歴]テーブル([UR]を選択した場合)

  • テーブル

    項目

    説明

    日時

    操作の日時が表示されます。

    ローカルストレージシステム

    ローカルストレージシステムのボリュームの情報が表示されます。

    • [LDEV ID]:ボリュームのLDEV IDが表示されます。

    • [プロビジョニングタイプ]:ボリュームのプロビジョニングタイプが表示されます。

    • [ジャーナルID]:ジャーナルIDが表示されます。

    • [ミラーID]:ミラーIDが表示されます。

    リモートストレージシステム

    リモートストレージシステムのボリュームの情報が表示されます。

    • [LDEV ID]:ボリュームのLDEV IDが表示されます。

    • [プロビジョニングタイプ]:ボリュームのプロビジョニングタイプが表示されます。

    説明

    操作の説明が表示されます。

    各操作の説明については、各プログラムプロダクトのマニュアルを参照してください。

    コピー時間

    コピー時間が表示されます。

    [説明]が下記以外の場合は、[-]が表示されます。

    • Paircreate Complete

    • Pairresync Complete

  • ボタン

    項目

    説明

    テーブル情報出力

    テーブル情報を出力させる画面が表示されます。

[操作履歴]テーブル([GAD]を選択した場合)

  • テーブル

    項目

    説明

    日時

    操作の日時が表示されます。

    ローカルストレージシステム

    ローカルストレージシステムのボリュームの情報が表示されます。

    • [LDEV ID]:ボリュームのLDEV IDが表示されます。

    • [ペア位置]:ボリュームがプライマリボリュームかセカンダリボリュームかが表示されます。

    • [プロビジョニングタイプ]:ボリュームのプロビジョニングタイプが表示されます。

    リモートストレージシステム

    リモートストレージシステムのボリュームの情報が表示されます。

    • [モデル/シリアル番号]:リモートストレージシステムのモデルとシリアル番号が表示されます。

    • [LDEV ID]:ボリュームのLDEV IDが表示されます。

    • [プロビジョニングタイプ]:ボリュームのプロビジョニングタイプが表示されます。

    ミラーID

    ミラーIDが表示されます。

    QuorumディスクID

    QuorumディスクIDが表示されます。

    CTG ID

    コンシステンシーグループIDが表示されます。

    仮想ストレージマシン

    仮想ストレージマシンのボリュームの情報が表示されます。

    • [モデル/シリアル番号]:仮想ストレージマシンのモデルとシリアル番号が表示されます。

    • [LDEV ID]:ボリュームのLDEV IDが表示されます。

    説明コード

    説明コードが表示されます。

    説明

    操作の説明が表示されます。

    コピー時間

    コピー時間が表示されます。

    [説明]が「Copy Complete.」以外の場合には[-]が表示されます。

  • ボタン

    項目

    説明

    テーブル情報出力

    テーブル情報を出力させる画面が表示されます。

(2) [操作履歴]画面の[説明]に表示される文言

[操作履歴]画面の[説明]に表示される文言の説明を次に示します。

表示

説明

Pair definition

ペアが定義されました。

Paircreate Start

ペアの作成が始まりました。

[ミラーオプション編集]画面の[デルタリシンク失敗]に[全てコピー]を設定している場合、デルタリシンクが失敗するとプライマリボリュームのすべてのデータがセカンダリボリュームにコピーされます。このため、デルタリシンク失敗によるコピーが開始されたときにも、[Paircreate Start]が表示されます。

なお、global-active deviceと併用している構成では、[デルタリシンク失敗]に[全てコピー]の設定は無効です。

Paircreate Complete

ペアの作成が終わりました。

[ミラーオプション編集]画面の[デルタリシンク失敗]に[全てコピー]を設定している場合、デルタリシンクが失敗するとプライマリボリュームのすべてのデータがセカンダリボリュームにコピーされます。このため、デルタリシンク失敗によるコピーが完了したときにも、[Paircreate Complete]が表示されます。

なお、global-active deviceと併用している構成では、[デルタリシンク失敗]に[全てコピー]の設定は無効です。

Pairresync Start

ペアの再同期が始まりました。

Pairresync Complete

ペアの再同期が終わりました。

Pairsplit-r Start

ペアの分割が始まりました。

Pairsplit-r Complete

ペアの分割が終わりました。

Pairsplit-r(Failure)

障害が発生したため、ペアが分割されました。

Pairsplit-S Start

ペアの削除が始まりました。

Pairsplit-S Complete

ペアの削除が終わりました。

Status Change by MCU(SMPL to COPY)

正サイトのストレージシステム(MCU)からの操作によって、ペアの状態が、ペアが組まれていない状態(SMPL)からCOPYに変わりました。

Status Change by MCU(SMPL to PAIR)

正サイトのストレージシステムからの操作によって、ペアの状態が、ペアが組まれていない状態(SMPL)からPAIRに変わりました。

Status Change by MCU(COPY to PAIR)

正サイトのストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がCOPYからPAIRに変わりました。

Status Change by MCU(COPY to PSUS/PSUE)

正サイトのストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がCOPYからPSUSまたはPSUEに変わりました。

Status Change by MCU(PAIR to PSUS/PSUE)

正サイトのストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がPAIRからPSUSまたはPSUEに変わりました。

Status Change by MCU(PAIR to SMPL)

正サイトのストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がPAIRからペアが組まれていない状態(SMPL)に変わりました。

Status Change by MCU(COPY to SMPL)

正サイトのストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がCOPYからペアが組まれていない状態(SMPL)に変わりました。

Status Change by MCU(PSUS/PSUE to SMPL)

正サイトのストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がPSUSまたはPSUEからペアが組まれていない状態(SMPL)に変わりました。

Status Change by MCU(PSUS/PSUE to COPY)

正サイトのストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がPSUSまたはPSUEからCOPYに変わりました。

Status Change by MCU(PAIR to COPY)

正サイトのストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がPAIRからCOPYに変わりました。

Status Change by RCU(Pairsplit-r Start)

副サイトのストレージシステム(RCU)からのペア分割操作が始まったため、ペアの状態が変わりました。

Status Change by RCU(Pairsplit-r Complete)

副サイトのストレージシステムからのペア分割操作が終わったため、ペアの状態が変わりました。

Status Change by RCU(PSUS/PSUE to SMPL; Pairsplit-S Start)

副サイトのストレージシステムからのペア削除操作が始まりました。ペアの状態がPSUSまたはPSUEからペアが組まれていない状態(SMPL)へ変わります。

Status Change by RCU(COPY to SMPL; Pairsplit-S Start)

副サイトのストレージシステムからのペア削除操作が始まりました。ペアの状態がCOPYからペアが組まれていない状態(SMPL)へ変わります。

Status Change by RCU(PAIR to SMPL; Pairsplit-S Start)

副サイトのストレージシステムからのペア削除操作が始まりました。ペアの状態がPAIRからペアが組まれていない状態(SMPL)へ変わります。

Status Change by RCU(Pairsplit-S Complete)

副サイトのストレージシステムからのペア削除操作が終わったため、ペアの状態が変わりました。

Ready for Delta resync

ペアがデルタリシンク待機状態になりました。

Ready for Delta resync(Failure)

デルタリシンク待機状態で障害が発生しました。

Status Change for Delta resync

デルタリシンク処理が実行され、プライマリボリュームの状態がHOLDに変わりました。

Status Change by MCU(SMPL to HOLD)

正サイトにあるストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がペアが組まれていない状態(SMPL)からHOLDに変わりました。

Status Change by MCU(HOLD to PAIR)

正サイトにあるストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がHOLDからPAIRに変わりました。

Status Change by MCU(HOLD to COPY)

正サイトにあるストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がHOLDからCOPYに変わりました。

Status Change by MCU(HOLD to SMPL)

正サイトにあるストレージシステムからの操作によって、ペアの状態がHOLDからペアが組まれていない状態(SMPL)に変わりました。

Status Change by RCU(HOLD to SMPL; Pairsplit-S Start)

副サイトにあるストレージシステムからの操作によって、ペアの削除が始まりました。ペアの状態がHOLDからペアが組まれていない状態(SMPL)へ変わります。

Status Change to HOLD

デルタリシンク処理が実行され、セカンダリボリュームの状態がHOLDに変わりました。