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 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


2.5.2 3つのUniversal Replicatorサイトによる3DCマルチターゲット構成の構成操作の流れ

背景

3つのUniversal Replicatorサイトによる3DCマルチターゲット構成にする場合、「2.5.1 Universal Replicatorの構成操作の流れ」の手順5に続いて、次の操作も必要です。

操作手順

  1. 1個目のミラーのUniversal Replicatorペアを、正サイトで作成します。

    Universal Replicatorペアの作成時には、ミラーIDとして0~3のどれかを指定してください。

  2. Universal ReplicatorペアがPAIR状態になるまで待ちます。

  3. 2個目のミラーのUniversal Replicatorペアを、正サイトで作成します。

    マスタジャーナルボリュームとプライマリボリュームには、1個目のミラーで使用されているマスタジャーナルボリュームとプライマリボリュームを指定してください。

    ミラーIDは、0~3のどれかを指定します。ただし、手順1で使用していないミラーIDを指定してください。

  4. Universal ReplicatorペアがPAIR状態になるまで待ちます。

    デルタリシンクを用いる3DCマルチターゲット構成にする場合は、次の手順5~7を実行してください。

  5. 2つの副サイトのセカンダリボリューム同士で、デルタリシンク用Universal Replicatorペアを作成します。

    デルタリシンク用Universal Replicatorペアは、次のように作成してください。

    • 1個目のミラーの副サイトにあるセカンダリボリュームを、プライマリボリュームに指定します。

    • 2個目のミラーの副サイトにあるセカンダリボリュームを、セカンダリボリュームに指定します。

    • ミラーIDは、0~3のどれかを指定します。ただし、手順1と手順3で使用していないミラーIDを指定してください。

    メモ

    デルタリシンク用ペアのプライマリボリュームとセカンダリボリュームは便宜的に指定します。実際にデルタリシンクを実行した場合、フェイルオーバー先のサイトがプライマリボリュームとして扱われます。

  6. 正サイトで、2つのミラーIDにそれぞれリモートコマンドデバイスを割り当てます。

  7. 2つの副サイトのそれぞれで、ミラーIDにリモートコマンドデバイスを割り当てます。

    デルタリシンク用のUniversal ReplicatorペアのミラーIDにも、リモートコマンドデバイスを割り当ててください。

メモ

手順1で作成した1個目のミラーのUniversal Replicatorペアを削除するか、または手順3で作成した2個目のミラーのUniversal Replicatorペアを削除すると、手順5で作成したデルタリシンク用のミラーのUniversal Replicatorペアも削除されます。

メモ

3つのUniversal Replicatorサイトを用いた3DCマルチターゲット構成の場合は、RAID Managerを使ってペア操作してください。