Hitachi

 リモートレプリケーション クイックリファレンス 


1.9.6 TrueCopyペアを作成する

背景

1つまたは複数の新しいTrueCopyペアを作成する手順を次に示します。形成コピーは正サイトのストレージシステムから実行します。

前提条件

操作手順

  1. 次のどれかの方法で、[TCペア作成]画面を表示します。

    Hitachi Command Suiteを使用する場合:

    • [リソース]タブで[ストレージシステム]ツリーを展開します。ローカルストレージシステムを右クリックし、[リモートレプリケーション]を選択します。[TC ペア]タブで[TC ペア作成]をクリックします。

    Storage Navigatorのよく使うタスクを使用する場合:

    • [よく使うタスク]から[TCペア作成]を選択します。

    Storage Navigatorの[リモートレプリケーション]画面を使用する場合:

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[TCペア]タブで[TCペア作成]をクリックします。

    • [ストレージシステム]ツリーから[レプリケーション]‐[リモートレプリケーション]を選択します。[アクション]メニューから[リモートレプリケーション]‐[TCペア作成]を選択します。

  2. [リモートストレージシステム]の[モデル/シリアル番号]で、モデルとシリアル番号を選択します。

  3. [リモートストレージシステム]の[パスグループID]で、パスグループのIDを選択します。

  4. [プライマリボリューム選択]の[選択項目]で、ローカルストレージシステムのポートタイプを選択します。

  5. [プライマリボリューム選択]の[LU選択]で、ローカルストレージシステムのポート名とホストグループ名またはiSCSIターゲットエイリアスを選択します。

    プライマリボリュームとして使用できるボリュームが[利用可能なLDEV]テーブルに表示されます。

  6. [プライマリボリューム選択]の[利用可能なLDEV]テーブルで、プライマリボリュームのチェックボックスを選択します。

    メモ

    仮想ストレージマシン内のボリュームを使用するときも、VSP G150, G350, G370, G700, G900、VSP F350, F370, F700, F900およびVSP E990のLDEV IDを指定してください。仮想LDEV IDは指定できません。

  7. [セカンダリボリューム選択]の[ベースセカンダリボリューム]‐[ポート名]でポートを選択します。

  8. [セカンダリボリューム選択]の[ベースセカンダリボリューム]‐[ホストグループID/iSCSIターゲットID]で、ホストグループIDまたはiSCSIターゲットIDを選択します。

  9. [セカンダリボリューム選択]の[ベースセカンダリボリューム]‐[LUN ID]でLUN IDを選択します。

  10. [セカンダリボリューム選択]の[ベースセカンダリボリューム]‐[選択タイプ]でセカンダリボリュームを割り当てる間隔を選択します。

  11. 必要に応じて、[オプション]をクリックします。

  12. [プライマリボリュームフェンスレベル]を選択します。

  13. [形成コピータイプ]を選択します。

  14. [コピー速度]で、1回のリモートI/Oでコピーする最大トラックの数を指定します。

    デフォルトは15です。

  15. [形成コピー優先度]で、形成コピー操作の優先順位(スケジューリング順位)を入力します。

    注意

    TrueCopyペアの作成中にタイムアウトが発生した場合、指定した優先順位のとおりにコピー処理が実行されないことがあります。タイムアウトの原因にはCUの構成やリモート接続パスの不具合などがあるため、原因を確認して改善してください。ペアをいったん削除してから、再度ペアを作成してください。

  16. [追加]をクリックします。

    作成したペアが、[選択したペア]テーブルに追加されます。ペアを[選択したペア]テーブルから削除したい場合は、そのペアのチェックボックスを選択して[削除]をクリックします。ペアのチェックボックスを選択して[設定変更]をクリックすると、[設定変更]画面が表示され、そのペアの設定を変更できます。

  17. [完了]をクリックします。

  18. [設定確認]画面で設定内容を確認し、[タスク名]にタスク名を入力します。

  19. [適用]をクリックして設定をストレージシステムに適用します。

    設定した内容はタスクとしてキューイングされ、順に実行されます

    ヒント

    ウィザードを閉じたあとに[タスク]画面を自動的に表示するには、ウィザードで[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]を選択して、[適用]をクリックします。

  20. [タスク]画面で、操作結果を確認します。

    実行前であれば、[タスク]画面でタスクを一時中断したりキャンセルしたりできます。