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1.9.4 Server Priority Managerの使用手順

Server Priority Managerの使用手順は、ホスト側のホストバスアダプタとストレージシステム側のポートの接続形態によって異なります。

ホストバスアダプタホストバスアダプタは、ホストに内蔵されているアダプタで、ホストとストレージシステムを接続するためのポートの役割を果たします。

ホストバスアダプタとポートが1対1で接続されている場合、ストレージシステムのポートに対して、入出力操作の優先度、上限値、およびしきい値を設定します。1つのホストバスアダプタに1つのポートが接続されているため、ポート単位の設定で、サーバの優先度を定義できます。

しかし、ホストバスアダプタとポートが多対多で接続されている場合は、1つのホストバスアダプタから複数のポートに接続したり、複数のホストバスアダプタから1つのポートに接続したりしているため、ポート単位の設定ではサーバの優先度を定義できません。そのため、この場合は、ホストのホストバスアダプタに対して、入出力操作の優先度と上限値を設定します。ただし、しきい値は、ストレージシステム全体に対して1つ設定します。

ホストバスアダプタとポートが1対1で接続されている場合は、Server Priority Managerのメイン画面である[優先ポート制御]画面の[ポート]タブを使用します。ホストバスアダプタとポートが多対多で接続されている場合は、[優先ポート制御]画面の[WWN]タブを使用します。ここでは、それぞれのタブでのServer Priority Managerの使用手順について説明します。