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 パフォーマンス最適化 クイックリファレンス 


1.1.1 Performance Monitorの概要

Performance Monitorを利用すると、ストレージシステムに内蔵されているドライブ(以降、ハードディスクドライブ、SSDおよびFMDを指します)やボリューム(LU)、各種プロセッサなどのリソースの利用率を測定できます。さらに、ストレージシステムへの負荷や、ホストとストレージシステム間のトラフィックを測定できます。[性能モニタ]画面には、利用率や負荷、トラフィックの推移が折れ線グラフで表示されます。システム管理者は、画面上の情報を基にしてディスクアクセスの傾向を分析したり、入出力アクセスのピークとなる時間帯を特定したりできます。もしシステムの性能が低下している場合は、画面上の情報を分析すると、ボトルネックの所在を突き止められます。

ストレージシステムを監視(モニタリング)すると、ストレージシステム内のリソースの利用率や、ドライブへの負荷、ポートへの負荷などを測定できます。サーバホストでレスポンスが遅いなどの問題が発生している場合、システム管理者はPerformance Monitorを利用して問題の所在を突き止められます。また、エクスポートツールを利用すると、Performance Monitorの画面に表示される各種の情報をファイルに保存して、表計算ソフトやデータベースソフトで分析できます。

なお、Performance Monitorを使用するには、Performance Monitorプログラムプロダクトのライセンスキーを購入し、管理クライアントにインストールしておく必要があります。ライセンスキーの詳細およびプログラムプロダクトのインストールの詳細については、 Hitachi Device Manager - Storage Navigatorユーザガイドを参照してください。