2.9.5 コンシステンシーグループ単位でスナップショットデータを取得またはクローンを実行する(コンシステンシーグループ指定ペア分割機能)
背景
RAID Managerを使用すると、コンシステンシーグループ単位でスナップショットデータを取得またはクローンを実行できます(コンシステンシーグループ指定ペア分割機能)。RAID Managerでコンシステンシーグループ指定ペア分割機能を使用してスナップショットデータを取得またはクローンを実行する手順を次に示します。
- 注意
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Thin Imageのコンシステンシーグループに属するペアの中でペア状態を変更できないものがあった場合、RAID Manager で実行したraidcom modify snapshot -snapshot_data create コマンドまたはraidcom modify snapshot -snapshot_data cloneコマンドはエラーコードEX_EWSTOT(タイムアウト)を返し、異常終了することがあります。詳細は関連事項を参照してください。
操作手順
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オプションでコンシステンシーグループIDを指定してraidcom add snapshotコマンドを実行します。
コンシステンシーグループ指定ペア分割機能の対象となるThin Imageペアが作成されます。
なお、コンシステンシーグループ指定ペア分割機能は、オプションでコンシステンシーグループIDを指定することで自動的に有効になります。
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手順1で指定したのと同じコンシステンシーグループIDを指定して、再度raidcom add snapshotコマンドを実行します。
同一のコンシステンシーグループにペアを追加できます。同一のコンシステンシーグループを指定したいペアの数だけ繰り返してください。
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コンシステンシーグループ指定ペア分割機能の対象となるコンシステンシーグループに対して、raidcom modify snapshot -snapshot_data createコマンドまたはraidcom modify snapshot -snapshot_data cloneコマンドを発行します。
本ストレージシステムがraidcom modify snapshot -snapshot_data createコマンドまたはraidcom modify snapshot -snapshot_data cloneコマンドを受け付けた時刻以降、該当するコンシステンシーグループ内のThin Imageペアのプライマリボリュームに対してホストから書き込み要求があったタイミングでスナップショットデータが取得またはクローンが実行されます。