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2.7.1 Thin Imageの運用の流れ

Thin Imageは、次のような流れで運用します。

[図データ]

プールを作成する前に、シェアドメモリに仮想ボリューム管理領域を作成しておく必要があります。仮想ボリューム管理領域は、シェアドメモリを増設するときに自動的に作成されます。シェアドメモリの増設については、お問い合わせください。

スナップショット属性のペアの場合、Thin Imageペアを作成してスナップショットデータを取得したあとは、Thin Imageペアをそのままにしておくこともできます。ただし、1個のプライマリボリュームに対して作成できるペアは最大1,024個なので、不要になったスナップショットデータまたはThin Imageペアは削除する必要があります。なお、Thin Imageペアを削除すると、そのThin Imageペアで取得したスナップショットデータもプールから削除されます。

障害が発生した場合に、回復操作を実行すると、スナップショットデータをプライマリボリュームに上書きできます。ただし、すでに回復中のThin Imageペアがある場合は、他のThin Imageペアは回復できないときもあります。