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 ローカルレプリケーション クイックリファレンス 


1.7.6 ShadowImageのコピー処理時間が長いときのトラブルシューティング

ShadowImageのコピー処理時間が長いときには、ボトルネックなどの原因があるおそれがあります。次の表に挙げる項目を確認して対処すると、ボトルネックなどの原因がなくなり、コピー処理時間が短くなる場合があります。

確認項目

対策

ShadowImageのHost I/O Performanceオプションが有効になっている。

ShadowImageのHost I/O Performanceオプションを無効にしてください。

セカンダリボリュームのドライブ、または外部ストレージシステムが、プライマリボリュームに比べて性能が低い。

構成を見直してください。

セカンダリボリュームのドライブまたは外部ストレージシステムで何らかのエラーが発生している。

セカンダリボリュームのドライブまたは外部ストレージシステムのエラーを取り除いてください。

プライマリボリュームのドライブまたは外部ストレージシステムで何らかのエラーが発生している。

プライマリボリュームのドライブまたは外部ストレージシステムのエラーを取り除いてください。

プライマリボリュームおよびセカンダリボリュームが割り当てられたMPユニット内に、MP稼働率が80%を超えているプロセッサがある。※1

構成を見直してください。

プライマリボリュームおよびセカンダリボリュームが属するMPユニットのWriteペンディング率が60%を超えている。

構成を見直してください。

容量削減機能が有効なプライマリボリュームおよびセカンダリボリュームが属するプールの空き容量が120GB以下である。

構成を見直してください。

また、Dynamic Provisioningプール障害に関するSIM(DPプール実使用率満杯:SIMリファレンスコード62axxxなど)が報告されているか確認し、報告されている場合は、各SIMの対処方法に従ってください。

ShadowImage/ShadowImage for Mainframeのコピー多重化オプションが無効になっている

ローカルレプリカオプションを有効にしてください。※2

注※1

MP稼働率を確認する手段については、Performance Managerユーザガイド(Performance Monitor, Server Priority Manager)を参照してください。

注※2
ローカルレプリカオプションを有効にする手段については、1.4.3 ShadowImageのローカルレプリカオプションを変更するを参照してください。