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 ボリューム管理 クイックリファレンス


1.8.6 Storage Navigatorの操作方法

背景

仮想管理設定を編集する方法について説明します。

注意

LDEVへの仮想管理設定が途中で終了した場合、仮想LDEV IDに[(過渡状態)]が表示されて、[タスク]画面の[状態]カラムに[失敗]が表示されます。[(過渡状態)]を解決するためには、対象のLDEVに次のどちらかの操作を実行してください。

  • [タスク]画面のエラーメッセージの対処方法を確認して失敗の原因を取り除いたあと、[仮想管理設定編集]画面で失敗した操作を再度実行する。

  • [仮想管理設定編集]画面で[仮想管理設定]を[無効]にして、設定をストレージシステムに適用する。

前提条件

操作手順

  1. [管理]ツリーで[リソースグループ]を選択します。

  2. 仮想管理設定を編集したいボリュームが所属するリソースグループを選択します。

  3. [LDEV]タブで、仮想管理設定を編集したいボリュームを選択します。

  4. 次のどちらかの方法で、[仮想管理設定編集]画面を表示します。

    • [仮想管理設定編集]をクリックします。

    • [設定]メニューから[リソース管理]‐[仮想管理設定編集]を選択します。

  5. [仮想管理設定]で、仮想管理の設定を選択します。

    • [有効]:仮想管理を有効にします。仮想LDEV ID、仮想構成、または仮想LDEV IDと仮想構成の両方を設定します。

    • [有効(設定しない)]:仮想管理を有効にします。仮想LDEV IDと仮想構成を未設定にします。

    • [無効]:仮想管理を無効にします。

  6. [仮想管理設定]で[有効]を選択し、かつ仮想LDEV IDを設定できる場合は、[仮想LDEV ID(開始番号)]の開始位置を設定します。

    指定された仮想LDEV IDから順に[間隔]に指定した間隔で、仮想ストレージマシン内で未使用の仮想LDEV IDが割り当てられます。

    メモ

    仮想ストレージマシンがストレージシステムと同一の場合、仮想LDEV IDには選択されたLDEVのLDEV IDと異なる値を割り当ててください。仮想ストレージマシンがストレージシステムと同一で、仮想LDEV IDに対して選択したLDEVのLDEV IDと同じ値を割り当てたい場合、[仮想管理設定]で[無効]を選択してください。

    注意

    複数のストレージシステムに渡る仮想ストレージマシンを構築している場合は、別のストレージシステムで使用されている仮想LDEV IDが割り当てられるおそれがあります。複数のストレージシステムに渡る仮想ストレージマシンを構築している場合は、別のストレージシステムで使用されている仮想LDEV IDが割り当たらないように設定してください。

  7. [仮想管理設定]で[有効]を選択した場合、[仮想構成]を選択します。

    LDEVの仮想構成を指定したい(LDEVと異なる構成とする)場合は、[指定]を選択してください。

    LDEVの仮想構成を設定しない(LDEVと同じ構成とする)場合は、[設定しない]を選択してください。

    1. [エミュレーションタイプ]で、仮想エミュレーションタイプを選択します。

      エミュレーションタイプと同様に、仮想エミュレーションタイプについても32個のLDEV番号ごとに区切られた範囲は、同じエミュレーショングループを設定してください。

    2. [CVS設定]を選択します。

    3. [連結LDEV数]に、連結する仮想LDEV数を1~36の間(10進数)で入力します。

      連結しない場合は、1を入力します。

    4. [SSID]に、仮想SSIDを0004~FFFEの間(16進数)で入力します。

      仮想ストレージマシン内で、仮想LDEVのアドレスごと(64、128、256)に1つの仮想SSIDを設定してください。

    メモ

    仮想構成は、選択したすべてのLDEVに、指定した値が設定されます。

  8. [完了]をクリックします。

  9. [タスク名]にタスク名を入力します。

  10. [適用]をクリックします。

    タスクが登録されます。[「適用」をクリックした後にタスク画面を表示]のチェックボックスにチェックマークを付けた場合は、[タスク]画面が表示されます。

〈この項の構成〉

(1) [仮想管理設定編集]画面

[図データ]

情報設定エリア

項目

説明

仮想管理設定

仮想管理を有効にするか無効にするかを設定します。

  • [有効]:仮想管理を有効にします。仮想LDEV ID、仮想構成、または仮想LDEV IDと仮想構成の両方を設定します。

  • [有効(設定しない)]:仮想管理を有効にします。仮想LDEV IDと仮想構成を未設定にします。

  • [無効]:仮想管理を無効にします。

仮想LDEV ID(開始番号)

ボリュームの仮想LDEV IDを指定します。

  • [LDKC]:LDKC番号が表示されます。

  • [CU]:CU番号を00~FEの間で指定します。

  • [DEV]:デバイス番号を00~FFの間で指定します。

  • [間隔]:間隔を0~255の間で指定します。

    仮想ストレージマシンがストレージシステムと同一の場合、仮想LDEV IDには選択されたLDEVのLDEV IDと異なる値を割り当ててください。仮想ストレージマシンがストレージシステムと同一で、仮想LDEV IDに対して選択したLDEVのLDEV IDと同じ値を割り当てたい場合、[仮想管理設定]で[無効]を選択してください。

    注意:複数の仮想LDEV IDを設定する場合、[間隔]に仮想LDEV IDを設定する間隔を指定します。複数のストレージシステムに渡る仮想ストレージマシンを構築している場合は、別のストレージシステムで使用されている仮想LDEV IDを割り当てないように設定してください。

[仮想管理設定]で[有効]を選択した場合だけ、選択できます。

仮想構成

仮想構成を指定します。

  • [指定]:仮想構成を指定して、設定します。

  • [設定しない]:仮想構成を設定しません(LDEVと同じ構成です)。

仮想構成は、選択したすべてLDEVに、指定した値が設定されます。

[仮想管理設定]で[有効]を選択した場合だけ、選択できます。

エミュレーションタイプ

仮想エミュレーションタイプを選択します。エミュレーションタイプと同様に、仮想エミュレーションタイプについても32個のLDEV番号ごとに区切られた範囲は、同じエミュレーショングループを設定してください。

[仮想構成]で[指定]を選択した場合だけ、選択できます。

CVS設定

CVS設定を有効にするか無効にするかを選択します。

  • [有効]:CVS設定を有効にします。

  • [無効]:CVS設定を無効にします。

[仮想構成]で[指定]を選択した場合だけ、選択できます。

連結LDEV数

連結する仮想LDEV数を1~36の間(10進数)で入力します。連結しない場合は、1を入力します。

[仮想構成]で[指定]を選択した場合だけ、選択できます。

SSID

仮想SSIDを0004~FFFEの間(16進数)で入力します。仮想ストレージマシン内で、仮想LDEVのアドレスごと(64、128、256)に1つの仮想SSIDを設定してください。

[仮想構成]で[指定]を選択した場合だけ、選択できます。