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 ボリューム管理 クイックリファレンス


1.4.7 仮想ボリュームの保護とは

プールまたはプールボリュームに問題が発生した場合に仮想ボリュームへの読み取りや書き込みをできなくする機能を、仮想VOL保護機能(仮想ボリューム保護機能)といいます。仮想ボリューム保護機能を使用すると、プールボリュームが閉塞した場合またはプールが満杯になった場合、これらのプールを使用する仮想ボリュームの読み取りや書き込みができなくなるとともに、ボリュームのアクセス属性がProtectに変更されます。プールボリュームが閉塞したときに仮想ボリュームへの読み取りや書き込みをできなくする機能は、「プールボリューム閉塞時の仮想VOL保護機能」といいます。また、プールが満杯になったときに仮想ボリュームへの読み取りや書き込みをできなくする機能は、「プール満杯時の仮想VOL保護機能」といいます。画面項目の詳細については、関連項目を参照してください。

この機能を使用するためには、次の条件をすべて満たす必要があります。

仮想ボリューム保護機能によってボリュームのアクセス属性がProtectに変更された場合、仮想ボリューム保護機能の設定を無効にしても、アクセス属性はProtectのままです。アクセス属性をProtect以外の属性に変更する方法については、関連項目を参照してください。

Data Retention Utilityがアンインストールされても、プールへの仮想ボリューム保護機能による設定内容は保持されます。再度Data Retention Utilityがインストールされた場合、アンインストール以前の設定内容がプールに反映されます。