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 ボリューム管理 クイックリファレンス


1.1.3 Dynamic Provisioningの運用の流れ

Dynamic Provisioningは、次に示す流れで運用します。

[図データ]

プール作成・仮想ボリューム作成の操作には、Storage NavigatorまたはRAID Managerを利用します。

注意

ボリューム(仮想ボリューム)をホスト経由でデータ移行した場合、ボリュームの未割り当て領域もコピーされます。このとき、データ移行前の未割り当て領域が移行時の書き込み処理によって割り当て領域になるため、データ移行後のプール使用量が増えます。そのため、一度に多数の仮想ボリュームのデータ移行を実施すると、プールが満杯になることがあります。仮想ボリュームのデータ移行の手順を次に示します。それぞれの仮想ボリュームに対して次の手順を実施し、すべての仮想ボリュームの分だけ繰り返してください。

  1. 仮想ボリュームの全データを移行元から移行先へコピーしてください。

  2. ゼロデータページ破棄を実施してください。

ただし、ファイル単位にデータ移行する場合、必要に応じてゼロデータページ破棄を実施してください。

注意

プールを削除すると、プールボリュームだったボリューム(LDEV)が閉塞します。フォーマットしてから再利用してください。