10.1 非同期処理のAPIのステータス情報を取得する
非同期処理のAPIのステータス情報を取得します。リクエストのAuthorizationヘッダには、非同期処理のAPIの実行時に使用したセッションのトークンを指定してください。
実行権限
ストレージ管理者(参照)
リクエストライン
GET <ベースURL>/simple/v1/objects/command-status/<オブジェクトID>
リクエストメッセージ
- オブジェクトID
- 非同期処理のAPIを実行したときに返却されたstatusResourceのURLの最後に出力されている数値を指定します。
- 返却されたstatusResourceの例:
-
"statusResource": "/ConfigurationManager/simple/v1/objects/command-status/3"
-
属性
型
説明
id
int
(必須)非同期処理のAPIの実行結果問い合わせ用ID
- クエリパラメータ
- なし。
- ボディ
- なし。
レスポンスメッセージ
- ボディ
- ボリュームを作成するAPIを実行した場合の例:
-
{ "progress": "completed", "status": "normal", "affectedResources": [ "/ConfigurationManager/simple/v1/objects/volumes/100" ], "operationDetails": [ { "operationType": "CREATE", "resourceType": "Volume", "resourceId": "100" } ] }
- プールを削除するAPIを実行して失敗した場合の例:
-
{ "progress": "completed", "status": "error", "errorResource": "/ConfigurationManager/simple/v1/objects/pools/63", "errorCode": { "SSB1": "2e11", "SSB2": "001f" }, "errorMessage": "Snapshot or volume exists. Operation could not be completed.", "operationDetails": [ { "operationType": "DELETE", "resourceType": "Pool", "resourceId": "63" } ] }
-
属性
型
説明
progress
string
APIの進捗状況
- unexecuted:APIが未実行であることを示す
- processing:APIが実行中であることを示す
- completed:APIが実行完了したことを示す
status
string
APIの実行結果の状態
- normal:APIが成功した状態を示す
- error:APIが失敗した状態を示す
この属性は、APIの実行が完了した場合に出力されます。
affectedResources
string[]
操作対象のリソースにアクセスするためのURLの一覧
1つのAPIで複数のリソースを操作した場合は、すべての操作対象のリソースのURLが返ります。APIが途中で失敗した場合は、処理が完了したことを確認できたリソースのURLだけが返ります。
リソースの削除操作が成功した場合、削除対象のリソースのURLが返ります。このURLにアクセスすると404エラーとなり、正常に削除されたことが確認できます。
この属性は、APIの実行が成功した場合に出力されます。
errorResource
string
エラーが発生したURL
この属性は、APIの実行が失敗した場合に出力されます。
errorCode
object
ストレージシステムのエラーコード
ストレージシステムでエラーが発生して、次に示すエラーコードがある場合にだけ値が返ります。
- SSB1コード
- SSB2コード
ストレージシステムのエラーコードは、ストレージシステムの保守に必要になります。
この属性は、APIの実行が失敗した場合に出力されます。
errorMessage
string
エラーメッセージの内容
この属性は、APIの実行が失敗した場合に出力されます。
operationDetails
object[]
操作対象のリソースの詳細情報
リソース種別に示すリソースに対して操作している場合に出力されます。
- operationType(string)
リソースに対する操作種別
- CREATE:リソースが作成されたことを示す
- UPDATE:リソースが変更されたことを示す
- DELETE:リソースが削除されたことを示す
- resourceType(string)
作成、変更、または削除が発生したリソースのリソース種別
- CommandStatus:非同期処理のAPIのステータス情報に関するリソースであることを示す
- Pool:プールに関するリソースであることを示す
- Port:ポートに関するリソースであることを示す
- Snapshot:スナップショットに関するリソースであることを示す
- Volume:ボリュームに関するリソースであることを示す
- resourceId(string)
作成、変更、または削除が発生したリソースのリソースID
ステータスコード
この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。
コード例
curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3f9f04ea8bd8f09847fac48d3" -X GET https://192.0.2.100/ConfigurationManager/simple/v1/objects/command-status/3