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Hitachi Storage Advisor Embedded ガイド 


12.1 非同期処理のAPIのステータス情報を取得する

非同期処理のAPIのステータス情報を取得します。リクエストのAuthorizationヘッダには、非同期処理のAPIの実行時に使用したセッションのトークンを指定してください。

実行権限

ストレージ管理者(参照)

リクエストライン

GET <ベースURL>/simple/v1/objects/command-status/<オブジェクトID

リクエストメッセージ

オブジェクトID

非同期処理のAPIを実行したときに返却されたstatusResourceのURLの最後に出力されている数値を指定します。

返却されたstatusResourceの例:

"statusResource": "/ConfigurationManager/simple/v1/objects/command-status/3"

属性

説明

id

int

(必須)非同期処理のAPIの実行結果問い合わせ用ID

クエリパラメータ
なし。
ボディ
なし。

レスポンスメッセージ

ボディ

ボリュームを作成するAPIを実行した場合の例:

{
  "id": 2,
  "progress": "completed",
  "status": "normal",
  "affectedResources": [
    "/ConfigurationManager/simple/v1/objects/volumes/100"
  ],
  "operationDetails": [
    {
      "operationType": "CREATE",
      "resourceType": "Volume",
      "resourceId": "100"
    }
  ]
}

プールを削除するAPIを実行して失敗した場合の例:

{
  "id": 3,
  "progress": "completed",
  "status": "error",
  "errorResource": "/ConfigurationManager/simple/v1/objects/pools/63",
  "errorCode": {
    "SSB1": "2e11",
    "SSB2": "001f"
  },
  "errorMessage": "Snapshot or volume exists. Operation could not be completed.",
  "operationDetails": [
    {
      "operationType": "DELETE",
      "resourceType": "Pool",
      "resourceId": "63"
    }
  ]
}

属性

説明

id

int

非同期処理のAPI実行時の問い合わせ用ID

status

string

APIの実行結果の状態

  • normal:APIが成功した状態を示す
  • error:APIが失敗した状態を示す

この属性は、APIの実行が完了した場合に出力されます。

affectedResources

string[]

操作対象のリソースにアクセスするためのURLの一覧

1つのAPIで複数のリソースを操作した場合は、すべての操作対象のリソースのURLが返ります。APIが途中で失敗した場合は、処理が完了したことを確認できたリソースのURLだけが返ります。

リソースの削除操作が成功した場合、削除対象のリソースのURLが返ります。このURLにアクセスすると404エラーとなり、正常に削除されたことが確認できます。

この属性は、APIの実行が成功した場合に出力されます。

errorResource

string

エラーが発生したURL

この属性は、APIの実行が失敗した場合に出力されます。

errorCode

object

ストレージシステムのエラーコード

ストレージシステムでエラーが発生して、次に示すエラーコードがある場合にだけ値が返ります。

  • SSB1コード
  • SSB2コード

ストレージシステムのエラーコードは、ストレージシステムの保守に必要になります。

この属性は、APIの実行が失敗した場合に出力されます。

errorMessage

string

エラーメッセージの内容

この属性は、APIの実行が失敗した場合に出力されます。

operationDetails

object[]

操作対象のリソースの詳細情報

リソース種別に示すリソースに対して操作している場合に出力されます。

  • operationType(string)

    リソースに対する操作種別

    • CREATE:リソースが作成されたことを示す
    • UPDATE:リソースが変更されたことを示す
    • DELETE:リソースが削除されたことを示す
  • resourceType(string)

    作成、変更、または削除が発生したリソースのリソース種別

    • CommandStatus:非同期処理のAPIのステータス情報に関するリソースであることを示す
    • Pool:プールに関するリソースであることを示す
    • Port:ポートに関するリソースであることを示す
    • Server:サーバに関するリソースであることを示す
    • Snapshot:スナップショットに関するリソースであることを示す
    • Volume:ボリュームに関するリソースであることを示す
    • VolumeServerConnection:ボリュームとサーバの接続に関するリソースであることを示す
    • ExternalVolume:外部ボリュームに関するリソースであることを示す
    • QuorumDisk:Quorumディスクに関するリソースであることを示す
  • resourceId(string)

    作成、変更、または削除が発生したリソースのリソースID

ステータスコード

この操作のリクエストに対するステータスコードについては、HTTPステータスコードの説明を参照してください。

コード例

curl -v -H "Accept:application/json" -H "Content-Type:application/json" -H "Authorization:Session b74777a3f9f04ea8bd8f09847fac48d3" -X GET https://192.0.2.100/ConfigurationManager/simple/v1/objects/command-status/3