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Hitachi Storage Advisor Embedded ガイド 


8.1 global-active deviceを利用するための環境構築の流れ

global-active deviceを利用すると、2 台のストレージシステムの間でデータをボリューム単位に冗長化し、ストレージシステムの可用性を向上させることができます。

一方のストレージシステムのボリュームにデータが書き込まれると自動的にもう一方のストレージシステムのボリュームに同期されるため、ユーザはサーバがアクセスするボリュームの構成を意識することなく利用できます。global-active deviceについては、マニュアルglobal-active device ユーザガイドを参照してください。

Storage Advisor Embeddedでは、global-active deviceを利用するために必要なリモートパスとQuorumディスクの設定ができます。この設定は、global-active deviceを構成するストレージシステムの双方で必要です。

メモ

Storage Advisor Embeddedでは、仮想ポートが有効なポートをQuorumディスクのための外部接続用のポートとして使用する操作はできません。

[図データ]

REST APIを使用する場合:
次のAPIを使用して操作を自動化できます。
  • リモートパスを設定する

    リモート接続を作成するAPIの操作方法については、マニュアルREST API リファレンスガイドを参照してください。

    リクエストラインを次に示します。

    POST <ベースURL>/v1/objects/remotepath-groups
  • 外部iSCSIターゲットを設定する

    ローカルストレージシステム側ポートに外部ストレージシステムのiSCSIネームを登録するAPIの操作方法については、マニュアルREST API リファレンスガイドを参照してください。

    リクエストラインを次に示します。

    POST <ベースURL>/v1/objects/iscsi-ports/<オブジェクトID>/actions/register/invoke
  • 外部ボリュームを作成する
  • Quorumディスクの情報を登録する